りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

DiscO-Zone / O-ZONE

Discozone


曲目リスト


1. FESTA DE LA NOCHE
2. DE CE PLANG CHITARELE?
3. DRAGOSTEA DIN TEI
4. PRINTRE NORI
5. ORIUNDE AI FI
6. NUMAI TU
7. DAR, UNDE ESTI
8. DESPRE TINE
9. SARBA TOAREA NOPTILOR DE VARA
10. NU MA LAS DE LIMBA NOASTRA
11. CREDE MA


評価: ★★★★★★★★☆☆


モルドバ共和国の音楽グループ、O-ZONEの2ndアルバム。
2004年6月6日発売。


O-ZONEは1999年にモルドバ共和国でリーダーのDanが友人のPetruと結成したグループで、方向性の違いによりPetruが脱退し、ArsenieとRaduが加入しました。この3人が最終的なO-ZONEとなったわけです。

モルドバ人がルーマニアで成功する例はそれまでありませんでしたが、3人の惜しみ無い努力により1stアルバム「Number 1」が10万枚を越える大ヒット。
このO-ZONEモルドバ人でルーマニアで成功した最初のミュージシャンになったのです。


そして「DRAGOSTEA DIN TEI」(M-3)が世界規模での大ヒット。当然その後に出された本作も絶大な大ヒットになり、日本でも「恋のマイアヒ」なんていう邦題がつけられ、空耳ソングとしても一躍ムーブメントに!
2005年に国内版としてもこの2ndアルバムがリリースされたのです。

しかし日本でこの国内版をリリースしたのはAVEXだったのですが、「のま猫パクリ問題」や、アルバムのコンセプトを無視しての曲順の入れ替え(国内版ではM-3「DRAGOSTEA DIN TEI」がM-1になっています)、本来の訳とは全く違う空耳を全面アピール…などといった改悪が非常に目立ったため、Amazonの国内版ページは炎上状態と言っていい状態になってしまいました。

…ちなみに実を言うと僕も持っているのはM-3「DRAGOSTEA DIN TEI」がM-1にある国内版なのですが、CDを焼くときに本来の並び順に戻しました。
なので今回はその本来の並び順での感想で、国内版のRemixは割愛させて頂きます。


前置きが長くなりました。内容に入りましょう。


「DiscO-Zone」というアルバム名の通り、ディスコやクラブ等で流せば間違いなく盛り上がるであろうダンスミュージックがメインのアルバムとなっています。
3人とも声が分かりやすくキャラ立ちしており、歌の方も確かな実力。
作詞作曲は全てリーダーであるDanが手掛けています。
リーダーである彼が一番気合いが入っていたのが分かりますね。


序盤のMCがかなりいい入りだしで、この曲でスタートをしたのは大正解だと感じるM-1FESTA DE LA NOCHE」、民族的なメロディーが印象的なM-2「DE CE PLANG CHITARELE」、電子音のようなサウンドが癖になるM-8「DESPRE TINE」なんかは聴いている間身体を動かしたくなること必至の良曲です。


ダンストラックではないちょっとしっとりとしたサウンドではM-10「NU MA LAS DE LIMBA NOASTRA」、
M-11「CREDE MA」の最後の2曲が中々の出来。
3人の声をそれぞれしっかり生かした聴かせる2曲です。
Danって恐ろしい男ですね…。


最もやはりM-3「DRAGOSTEA DIN TEI」が楽曲としては飛び抜けてますね。一度聴いたら忘れられないサビ、三人の声のコンストラクト、トラックの変調具合…どこをとっても文句をつける点が見当たらない。
世界的なヒットも十分に頷けます。
流石にこの曲に並ぶ曲はありません。仕方ないですけど。


M-3「DRAGOSTEA DIN TEI」に並ぶ曲は無いものの、この曲が気になり「もっとO-ZONEのことが知りたい!」と思ったなら迷わず聴いてみるべきだと思います。


↓M-8「DESPRE TINE」のPV。
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