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りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

THE MASSACRE / 50 CENT

Massacre

曲目リスト



1. Intro

2. In My Hood

3. This Is 50

4. I'm Supposed to Die Tonight

5. Piggy Bank

6. Gatman and Robbin' feat. EMINEM

7. Candy Shop feat. Olivia

8. Outta Control

9. Get in My Car

10. Ski Mask Way

11. A Baltimore Love Thing

12. Ryder Music

13. Disco Inferno

14. Just a Lil Bit

15. Gunz Come Out

16. My Toy Solider feat. Tony Yayo

17. Position of Power

18. Build You Up feat. Jamie Foxx

19. God Gave Me Style

20. So Amazing feat. Olivia

21. I Don't Need 'Em

22. Hate It or Love It (G-Unit Remix) feat. The Game, Tony Yayo, Young Buck, Lloyd Banks



評価: ★★★★★★★★☆☆



アメリカの超有名なNY出身のラッパー、50 CENTの2ndアルバム。

2005年3月3日発売。



前作「Get Rich Or Die Tryin'」で1300万枚のセールスという記録を打ち立て、その後に自分が所属するラップユニット、G-UNITの1stアルバムも好調なセールスを記録。

だれも予測できなかった成功という成功を現実のものにした50 CENT

この2ndアルバムはそんな彼の年と言っても過言ではなかった2003年の2年後にリリースされました。

この2ndアルバムも、リリースするまで結構なドラマがあったのです。

まず、G-UNITはメンバーの入れ替わりが比較的激しいグループであり、この期間中もメンバーの入れ替わりがあり、その中でメンバーのThe Gameと揉めてしまいます。

そしてなんとこのアルバムをリリースする頃には発砲事件にまで発展してしまいました。

The Gameは結局G-UNITを離脱することになり、ビーフはその後しばらく続くことになります。

一方、G-UNITに初の女性メンバー、Oliviaが加わり、50はこの作品の先行シングルとして「Candy Shop feat. Olivia / Disco Inferno」をリリースしました。

内容はキャンディを比喩にしたS○Xの歌であり、結構な話題を呼ぶことになります。

また詳しくは下の文章で書きますが、このアルバム収録曲のとある1曲がリリース前から話題になり、50に対する批判の声が強まりました。

そのせいかこの作品のUS版のAmazonのレビューは荒れに荒れまくっています。



さて、長くなりそうなので内容に。



全22曲70分以上というCDに入れられる容量ギリギリまで曲が収録された本作。しかもIntro以外はInterludeやSkitのような曲は無いので、ひたすらラップ入りの楽曲が21曲続きます。

この頃の50はThe Gameの1stアルバム「The Documentary」の制作が楽しかったこともあって創造意欲がこれでもかというくらい湧き出ていたため、これくらいの曲を収録することになったようです。

僕はAmazonUS版の荒れに荒れまくったレビューを見てから再生ボタンを押したので、「量が多いだけで質が大したことないのかな・・・」と不安な気持ちが少なからずありました。

しかしながら、再生ボタンを押した後は「おお!」と思えるような曲の連続で、そのような不安は不要だったようです。



50のラップは良くも悪くも相変わらずで、リスナーの需要に応えたホニャホニャしたラップとビッグマウスなリリックを提供してくれます。

しかしながら50のラップも進化したと思える曲がありますよ。それはM-6「Gatman and Robbin' feat. EMINEM」。前作は正直EMINEMの参加曲は50のラップがEMINEMのラップに食われている印象があったのですが、本作のこの曲ではEMINEMに負けず劣らずのエキサイティングなラップを披露しています。リリックの内容は相変わらず物騒ですが・・・。

その曲を始めとするM-2「In My Hood」からM-7「Candy Shop feat. Olivia」までの序盤の流れは本当に全曲お勧めできるくらいの楽曲が並んでいます。

M-2「In My Hood」、M-4「I'm Supposed to Die Tonight」などの重たい雰囲気のトラックと歌心のある50のラップの相性は抜群ですし、M-3「This Is 50」のシンプルさを狙った楽曲も成功しています。

M-7「Candy Shop feat. Olivia」は大ヒットしただけあって50とOliviaの絡みが一級品です。

そして何よりもこのアルバムを語るに避けて通れないのがM-5「Piggy Bank」。

上の方で少し触れた「リリース前に話題になった曲」はこの曲です。というのもこの曲、前作でもDISを受けていたJa Ruleの他に、Fat JoeにJADAKISS、NAS&KELIS夫妻まで標的にしたDISソングなのです。

50はJaのやり方が余り日ごろから気に入っていっておらず、Jaのヒットシングル「New York」のPVに出ていたラッパーを攻撃したようです。

理由が理由なので、結構バッシングも起こってしまったわけですね。

でも単純に音楽としては、攻撃的なトラックと50特有のホニャホニャラップの化学反応が楽しめる一曲となっています。



中盤ではちょっと失速してしまいますが、やはり先行シングルのM-13「Disco Inferno」はノリノリに踊れる楽曲で、ずば抜けていい出来ですね。

後半の曲ではM-20「So Amazing feat. Olivia」がサウンドとしてずば抜けた出来です。リリックの内容は恋愛ソングであまり好きになれないのですけど、M-7と同じく2人のちょうどいい絡みが楽しめます。



前半に良曲が集中しているため、中盤や後半はちょっと退屈な思いをしてしまうのも事実ですが、POPな聴きやすさとHIP HOPの側面を併せ持った50のスタイルは健在で、聴きごたえは十分あります。

興味がある方は是非聴いてみてください。



↓M-5「Piggy Bank」のPV。

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