曲目リスト
1. 其の拳
2. たんぽぽ
3. 海賊船
4. たんぽぽ -instrumental-
評価: ★★★★★☆☆☆☆☆
遊助こと上地雄輔の2ndシングル。
2009年6月24日発売。
前作「ひまわり」で華々しい歌手デビューを飾った上地が前作から3ヶ月のインターバルでリリースした作品ですね。
前作「ひまわり」で終わりになるだろうと思っていた人が多かったので、結構驚いた人も多かったのでは。
最も上地本人も大して乗り気ではなかったそうで。
当時は上地の人気も凄まじかったですし、「ひまわり」がセールス的にも成果を挙げたこともあり、恐らく事務所が本格的に売り出そうと考えたのでしょう。
結果的にこの2ndシングルも好セールスを記録して、プラチナディスクに認定。
オリコンでも1位を獲得し、上地の歌手人生史上「ひまわり」に次いで好セールスを記録した作品でもあります。
ちなみにCDの種類は3種類あり、それぞれジャケットの船の形や、曲順が違うという工夫がされています。
最も曲順に関してはPCに取り込めば好きなだけいじられるので意味あるのかなと思いますが。
今回紹介するのは初回限定盤B、「其の拳 / たんぽぽ / 海賊船」バージョン。
では内容に。
前作「ひまわり」が全体的に暖かいメッセージや雰囲気を売りにしていたのに対して、本作はパーティチューンやロック調など様々な分野を取り入れており、3曲とも見事にカラーが違うので、1枚で3粒楽しむことができるシングル・・になっております。
M-1「其の拳」はロックなサウンドを取り入れたポップサウンドの上で上地が前向きな言葉を乗せる前向きチューン、M-3「海賊船」はただただノリだけを重視したパーティチューンです。
ただ2曲とも余りに詞が軽すぎて、聴き応えにイマイチ欠けるのが否めないですね。
二度聴けない内容ではないですが、何度も聴きたくなるような曲かと言われると。
M-2「たんぽぽ」は結婚式の時の手紙というトピックを持ってきた曲で、「ひまわり」のような緩やかなトラックの上で愛を歌っていきます。
この曲は前作の路線を受け継いだ感じですね。
ただ・・・緩やかなトラックの上での上地のボーカルが正直ダラダラしていて聞いていて退屈になってしまいます。
途中のラップでペースを変えようとしていますが、それが明らかに逆効果になっているのもマイナスです。
・・と、前作に悪評をつけなかった僕でも流石にこれは厳しい意見を書かざるをえない作品です。
「前作とは違う方向で!」というのは分かりますが、その結果ハズしてしまった感が否めない・・。
まあかなり短いスパンで作られた作品というのは分かるのですが。
我こそは上地ファン!の方にのみ、オススメとしておきましょう。
↓M-3「海賊船」のPV。
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