りくぼーの音楽感想倉庫

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It's A Show Time / ラッパ我リヤ

It's A Show Time




曲目リスト


1. It’s A Show Time
2. Here We Go
3. Fighting Rhyming feat. MINE神HOLD


評価: ★★★★★★☆☆☆☆


日本語ラップ界を代表するクルーの一つである走馬党の中心グループ、ラッパ我リヤの3rdシングル。
2001年4月18日発売。


90年代から活動するラップグループで、メジャーデビューする前からレーベルを設立するなど、日本語ラップ界での活躍の場を着々と広げていったグループですね。
レーベル設立以降、客演やコンピ出演などを重ね、2000年にはメジャーデビュー。
そのメジャーデビュー後に2ndアルバムをリリースし、本作をリリースしました。


では内容に。


収録曲は3曲ともパーティーチューンで、表題曲から想像できるようなクラブでもかけられる内容ながらも、硬派なラップを乗せたゴリゴリなチューンとなっております。


山田マンとQのフロウは安定感があり、怒濤のライミングの連続も熱があります。
トラックも序盤のスクラッチなんてすごくカッコいいですし、山田マンやQのラップとの相性は悪くありません。


ただ、ちょっと全体的に見ると物足りなさがあるのも事実ですね。

表題曲のM-1It’s A Show Time」はパヤパヤならすようなイントロから始まる掴みはバッチリなナンバー。ですが、正直本作で一番印象が薄いです。

随所に入れられるパフパフ音など面白いところはありますが、それはあくまでも部分的で、全体としてはちょっとインパクトが弱め。
Amazonレビューにも書いてありましたが、正直シングルで出すほどの曲ではないですね・・。


M-2「Here We Go」やM-3「Fighting Rhyming feat. MINE神HOLD」は、Hookが他のバースとは一線を画す構成になっており、少なくとも表題曲と比べると印象には残ります。

ただこの2曲も局所的にいいと思える箇所はあるものの、全体的に見るとちょっとインパクトに欠けます。


悪い内容では決してないですし、局所的に光るものがあるのも事実ですが、全体的にはもうちょっと聴きごたえが欲しかったですね。
本作の収録曲は全て3rdアルバムに収録されているため、今から聴きたい方はそちらの方をオススメします。
コンパクトに3曲だけ聴きたいなら本作もいいかもしれませんけどね。


↓本作の試聴

It's A Show Time

It's A Show Time

Here We Go

Here We Go

Fighting Rhyming

Fighting Rhyming