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Don't Be Cruel / Bobby Brown

Don't Be Cruel


曲目リスト


1. Cruel Prelude
2. Don't Be Cruel
3. My Perogative
4. Roni
5. Rock Wit'cha
6. Every Little Step
7. I'll Be Good To You
8. Take It Slow
9. All Day All Night
10. I Really Love You Girl
11. Cruel Reprise


評価: ★★★★★★★☆☆☆


アメリカのR&Bシンガー、Bobby Brownの2ndアルバム。
1988年6月20日発売。


New Editionを脱退後、1stアルバムをリリースしてまずまずのセールスを記録したBobby。
ここから非常に早いのし上がりを見せました。


本作からは先行シングルとしては1枚、アルバムリリース後のシングルとしては4枚のシングルカットがされましたが、その全てがビルボードにランクインするくらいの好セールスを記録。
アルバムである本作も凄まじい話題作となり、1000万枚以上のセールスを記録しました。
Bobbyのアルバムの中では一番の好セールスを記録したアルバムとなっています。

日本でも洋楽ファンの間でかなりのブームになり、M.C. Hammerと並ぶ有名なダンス系ミュージシャンになりましたね。


さて、内容に。


LA&BABYFACE、Teddyという当時の新鋭プロデューサーを迎えた結果が大成功に繋がった本作。
バラードとパーティーチューンがバランス良く配置されています。


まずLA&BABYFACEプロデュースの表題曲、M-2「Don't Be CruelからしてBobbyの相性の良さを見せつけられるというもの。
トラックも聴きやすさとクールな魅力を併せ持った流石といえる出来。
続くTeddy作のM-3「My Perogative」もディスコでかかったら踊らずにはいられないであろうサウンドが耳を惹きます。


続く2曲のバラードを経てドカンと来るのが、Bobbyのキャリア史上一番の有名曲であるM-6「Every Little Step」。
大ヒットしたのも頷ける超キャッチーなトラックと、嫌味がないBobbyの歌唱がこの上なくマッチした一曲。
アルバムの中でもやはりこの曲が一番飛び抜けて聴いていて楽しいです。


後は耳を惹くのは、M-10「I Really Love You Girl」ですね。
アルバム内では異色なちょっとゴージャスな雰囲気のトラックの上でBobbyとコーラスが独特な歌い回しで魅せてくれます。


Bobbyのアルバムでは、ダントツでセールス面で成功した1枚ですが、個人的には3rdアルバムと4thアルバムの方が好きですね。
M-6「Every Little Step」が良すぎるせいか、通して聴くと他の曲がちょっと霞むのも事実。どの曲もシングルとして聴けば完成度が高いですが。


それでも全体を通して楽しく聴けますし、80年代後半のR&Bを代表する1枚であることは間違いないので、是非チェックしてほしいですね。


↓M-2「Don't Be Cruel」のPV。
www.youtube.com