曲目リスト
1. Mic Goes On feat. HANA, JOKER
2. Keep Your Head Up feat. DESTINO
3. 2006 Soul
4. Rootz
5. -To Be feat. Cielo
6. Now To Next feat. GIPPER
7. Outro Mixed By Fillmore
評価: ★★★★★★★☆☆☆
ドドド久しぶりの更新です。
81TCのメンバーであるEXTRIDEが、POWER SOURCE RECORDZからリリースした1stミニアルバム。
2006年10月11日発売。
EXTRIDEは東京・横浜を拠点として活動しているMCで、2001年に所属していたグループが解散したのを機に、ソロMCとして活動するように。
同じく東京・横浜で活動するクルー、h.g.p.やNORA CREWとの交流を深め、コンピレーションアルバムへの参加やfeatでの楽曲参加で名前を全国にもアピールしていきました。
そのような活動を経た後81TCに加入し、このミニアルバムリリースにたどり着いたのです。
さて、内容に。
この作品でのEXTRIDEの紹介で必ずと言っていいほど書かれているのが「玄人を納得させる確かなスキル」と「万人に受け入れられる極上の気持ちよさ」を併せ持つMC、とのこと。
僕もこの作品を聴く前から彼のfeatした音源やコンピの参加音源は何曲か聴いていましたけど、確かにその表現は間違っていないと思いますね。
EXTRIDEのラップは癖がなくて幅広い人に受け入れられそうですし、スキルも全体的に上手いとはいい難い西海岸系のMCが多い中では高い部類に入るのでは。
ただしその反面、癖がなさ過ぎてインパクトに欠けてしまい、コンピでは他のMCの楽曲に比べて印象に残りにくい楽曲を作るMCであったことも否めませんでした。
曲のトピックはアウトロを除いて6曲という少なさの中でも、マイクリレーや応援歌、仲間について、バッキンダデイズものなど様々なトピックを取り揃えています。
ただ応援歌であるM-2「Keep Your Head Up」、M-6「Now To Next」なんかはもっと心に響く応援歌はいくらでもあるよって気がしてしまいましたね・・。
DESTINOやGIPPERは詞カードを見なくてもリリックの内容が耳に入ってきますが、EXTRIDEはそのラップの特性上、詞カードを見ないと余りリリックの内容が耳に入ってきません。
メッセージソングでこれは・・どうなんでしょうね。
ただ、そのあたりに目をつぶって純粋にサウンドとして聴く分には7曲25分というちょうどいい感じで時間を彩ってくれる作品であるのも事実です。
M-1「Mic Goes On」は81TCのメンバー2人とマイクを回すマイクリレーですが、走り抜けるようなトラックの上で3人とも勇ましくラップを乗せていく様は素直にカッコいいですし(というかこの曲の2バース目のJOKERのバースは上の応援歌2曲よりぐっとくるラインがあります)、M-5「-To Be」なんかはしっとりとしたトラックとEXTRIDEの声の相性の良さを見せつける楽曲になっていますしね。
EXTRIDEのラップはしっとりとした冷たいトラックとの相性はすごくいいんですよ。
個人的にこのアルバムの一番の聴きどころはバッキンダデイズものであるM-4「Rootz」。EXTRIDEが昔どう思っていたかなどを風景も交えながらラップしていく楽曲で、切なげなトラックとEXTRIDEのラップの相性も抜群です。
そんなわけで、EXTRIDEのラップに興味がある人は買ってもいいかなって感じです。
それ以外の人は1度どこかでEXTRIDEのラップを聴いてから購入を考えることをおススメします。
↓M-1「Mic Goes On feat. HANA, JOKER」のPV。

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