曲目リスト
1. INTRO -ヤホーで検索チェホソ ヤーマソ!!-
2. POWER 2K8
3. CHANGE
4. 栄光に近道無し
5. 1000のバイオリン
6. LEGEND feat. PETER MAN -Special Vibes Mix-
7. RHYME LIFE
8. LIKKLE MORE ~めぐりeye~
9. SKIT feat. TONY the WEED
10. 韻波句徒
11. CODE NAME ABC feat. ARM STRONG, BIG BEAR
12. 初心
13. SMOKE CITY
14. FLOWER ROAD -花道-
15. BABY DON'T CRY
16. OUTLAW
17. みどり
評価: ★★★★★★★★☆☆
大阪のREGGAEDJ、CHEHONの2ndアルバム。
2009年3月25日発売。
2002年からマイクを握り始め、2007年にインディーズから1stアルバムをリリースしたCHEHON。
「みどり」のヒットにより既に名前は広まっていたCHEHONでしたが、そこからはさらに名を音楽シーンに轟かせることになります。
2008年に1stシングル「LIKKLE MORE ~めぐりeye~」でメジャーデビュー。
その後に2ndシングル「韻波句徒」をリリース。
なんとItunesのチャートでも上位を獲得する好調さを見せつけたのです。
そして2009年の3月にメジャーでは初となるアルバムである本作をリリース。
当然のことながら日本のREGGAEサウンド界でも話題作となります。
さて、内容に。
CHEHONの特徴は滑舌の良さとやみつきになるような独特の声。
早口で言葉を乗せるスタイルのCHEHONですが、詞カードを見なくてもしっかりと聞き取れるのは魅力的です。
笑えるイントロであるM-1「INTRO -ヤホーで検索チェホソ ヤーマソ!!-」でアルバムは幕を開けます。
面白さ100%のイントロですが、そこから繰り出される音楽は熱さ100%です。
M-2「POWER 2K8」は混沌としたトラックの上でCHEHONが勢いのあるラップを披露する爽快感抜群の楽曲。
続くM-3「CHANGE」はダークなトラックの上での力強いCHEHONのラップが聴き応え抜群です。
もうこの時点で聴き進めるのが楽しみになることでしょう。
M-4「栄光に近道無し」は曲名から想像できる通りのメッセージソング。
かなりの直球な詞なので好みが分かれそうです。
M-5「1000のバイオリン」は超有名なTHE BLUE HEARTSの同名曲のカバー。
色々なミュージシャンにカバーされてる曲ですが、本作では何とREGGAEサウンドでのカバーです。
CHEHONの良さと原曲の良さを上手いバランスで保った、聴きごたえのあるカバーに仕上がってますよ。
REGGAEでのカバーなんて・・・っていう方にも一度は聴いていただきたいですね。
M-6「LEGEND feat. PETER MAN -Special Vibes Mix-」はゆったりとしたトラックの上でREGGAE愛をCHEHONとPETER MANが披露するチューン。
ゆったりながらも両者のREGGAE愛がしっかりと伝わる熱い内容です。
表題曲であるM-7「RHYME LIFE」はこれまたCHEHONの韻に対するこだわりを披露するチューン。
熱い内容ですが、HookがCHEHONの早口ラップならもうちょっとネクストレベルに行けた気がします。
1stシングル曲であるM-8「LIKKLE MORE ~めぐりeye~」は優しいトラックの上でCHEHONがメッセージ性のあるリリックを乗せるチューン。
M-4「栄光に近道なし」同様ちょっと好みが分かれそうです。
それからインストのスキットのM-9「SKIT feat. TONY the WEED」を挟み、大人気曲のM-10「韻波句徒」に行くわけですよ。
これはもうヒットしたのも頷ける、CHEHONの魅力を十二分に引き出したパーティーチューンです。
一度聴いたら何度も聴きたくなること請け合いのすごい中毒性を秘めた曲。
是非堪能してください。
M-11「CODE NAME ABC feat. ARM STRONG, BIG BEAR」はCHEHON、ARM STRONG、BIG BEARの3人で繰り広げられる熱すぎるマイクリレー楽曲!
聴いていれば気分が高揚すること間違いなしです。
M-12「初心」はドラマチックなトラックとCHEHONの熱いリリックの化学反応が楽しめる一曲。
M-13「SMOKE CITY」は哲学的なリリックで、アルバムでもちょっと異色な曲になっています。
個人的には・・・そんなには惹かれませんでした。
M-14「FLOWER ROAD -花道」は、主に男に向けたメッセージソング。
これも他の曲に比べるとちょっと間延びしすぎてて、あまりCHEHONの良さが生きていない感が。
M-15「BABY DON'T CRY」は恋愛ソング。
これはアルバムの中で一番好みが分かれると思います。
着うたでも大ヒットを記録した曲ですが、個人的にはそんなに好きな曲でもないです。
M-16「OUTLAW」は名前からアウトロを予想してしまいますが、聴いてみるとガッツリ聴ける一曲になっています。
グイグイ来るようなトラックの上でCHEHONが聞き応えのあるラップを披露。
最後に控えるのはインディーズのヒット曲のM-17「みどり」。
ゆったりとしたトラックの上でCHEHONが心地好さあるラップと歌を披露する、ヒットも頷けるチューンです。
一見普通の恋愛ソングに聴こえますが、実はとんでもない内容のリリックなんですよね。
まあ、調べればすぐ分かりますが・・・。
後半でちょっと中だるみを感じなくを無いものの、CHEHONの魅力を十分に感じられるアルバムになっています。
客演がそれほどいるわけでもないのに、これほど聴きごたえのある内容にしたというのは純粋にすごいですね。
話題作となったのも納得の1枚。
聴いてみては?
↓M-3「CHANGE」のPV。
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