曲目リスト
1. Make Way for the Family
2. Mellow
3. Together
4. Way of the World
5. People
6. Superfunk, Pt. 1
7. Superfunk, Pt. 2
8. Funky Operator
9. Buggin' Out
10. Here We Go
11. Rouse!
12. Where Does Your Heart Grow
13. Make Way For The Family (extended happy version)
評価: ★★★★★★★★☆☆
スウェーデン出身のバンド、The Family Treeの1stアルバム。
1996年11月21日発売。
The Family Treeはスウェーデンで結成され、ボーカル兼キーボードのAnders、ギターのJens、ラッパーのPatrick、バスのThobias、ドラムのJonasの5人からなるバンドです。
コンピレーションアルバムに楽曲提供後、しばらくしてから本作をリリースしました。
The Family Treeに関する情報は、わかる範囲だとこれくらいです。
国内版の椎葉ユウ氏による解説はThe Family Treeに関してはちょろっとしか触れないで文字数だけを稼いでいる状態の上、ネット上でも全くといっていいほど情報がありません。
CDリリースもこのアルバムしかないようですね。
CDを1、2枚リリースしてあっという間に消えてしまうミュージシャンは珍しくありませんが、彼らもその1グループなのでしょうか。
では、内容に。
バンドと聞くと真っ先に連想するジャンルが、METALやROCKですが、音源を聴く限り彼らの場合は、ジャンルというものにこだわっている感がありません。
サウンド的には全く方向は違えど、日本で例えるならORANGE RANGEのような姿勢に近いかもしれません。
とにかくスタイリッシュなPOPサウンドで、非常に聴きやすい楽曲が並んでいます。
音作りのセンスも確かなもので、Andersのボーカル、Patrickのラップ、他のメンバーのコーラスを最大限に引き出しつつ、音の存在感もしっかりとある内容になっています。
陽気なイントロから始まるM-1「Make Way for the Family」がいいと思えたなら、もう素直に聴き進めて大丈夫です。
そんな楽しいノリが満載な楽曲が中心となって楽しい時間を提供してくれます。
パーティーノリな楽曲続きの中にも、M-4「Way of the World」、M-8「Funky Operator」、M-10「Here We Go」のような落ち着いたスロウな雰囲気の楽曲が収録されていて、いいアクセントになっています。(ちなみにM-4「Way of the World」~M-5「People」の流れは本作一番の聴きどころ!)
インパクトのある楽曲こそないものの、全体的に丁寧に作られた快作アルバムと言える1枚ですね。
本当にCDリリースが本作のみというのは残念です。
マイクを置いてしまったのでしょうか。
↓M-5「People」。
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