曲目リスト
1. Intro (Classroom) feat. Lawrence Page
2. Enjoy Yourself
3. Up Top New York feat. Mr. Cheeks
4. Gotta Have It
5. Boyz To Men feat. the Lost Boyz, Canibus
6. Watcha Weigh Me feat. MJG
7. Understand The Game feat. Erykah Badu
8. Don't Make Me Wait
9. Interlude - The Score
10. It's On You feat. Chico DeBarge
11. What The Deal feat. Cardan
12. Price Of Fame
13. Staggering And Stuttering feat. Psycho Drama
14. Parkside Gardens
評価: ★★★★★★★★☆☆
アメリカのNY出身のラッパー、A+の2ndアルバム。
1999年2月23日発売。
2歳からラップを始めて10歳でライムを書き始め、13歳でデビューを果たして14歳で1stアルバムをリリースしたA+。
リードシングルの「All I See」がビルボードで66位を記録。
1998年にも2ndシングルをリリースし、様々な国のチャートに名前を出しました。
1999年、2ndアルバムである本作をリリースしました。
では、内容に。
A+のラップは取り立てていうような特徴はないオーソドックスなタイプ。
しかしスキルは中々なもの。
イントロを経てのM-2「Enjoy Yourself」は元ネタはベートーベンの「運命」をアレンジしたWalter Murphyの「A Fifth of Beethoven」。
クラシックの壮大な雰囲気に負けることなくまっすぐなラップを乗せるA+のスキルの高さが発揮されてます。リリックの内容はよくあるビッグマウスものですが。
Hookの歌も中々キャッチーで、一度聴いたら耳に残りますね。
M-3「Up Top New York feat. Mr. Cheeks」はMr. Cheeksが参加。
トラックの元ネタはJean Knightの「Mr. Big Stuff」。
HookはMr. Cheeksが担当し、A+はバースで隙間なくラップを乗せていく構成。
隙間がほぼないのに最後まで聴かせるA+のラップは流石。
M-4「Gotta Have It」の元ネタはHamilton Bohannonの「Singing This Song for My Mother」。
客演はいないのですが曲名を連呼するHookはインパクトがありますね。
M-5「Boyz To Men feat. the Lost Boyz, Canibus」はLost BoyzとCanibusが参加。
Mr. Cheeks→A+→Canibusの順にHookを交えながらマイクを回すマイクリレーもの。
怪しげなトラックの上での3人のマイクリレーは聴きごたえがありますね。
Hookでの哀愁漂う歌と絡む構成も◎。
M-6「Watcha Weigh Me feat. MJG」はMJGが参加。
淡々としたトラックですがそれだけに2人のラップのおどろおどろしさが発揮されてます。
MJGのバースやHookでの音の使い方なんてぞくっとしますね。
M-7「Understand The Game feat. Erykah Badu」はErykah Baduが参加。
よくあるラッパーとシンガーの曲ですが、HookでもA+がラップを乗せているのでBaduはバックコーラス的な参加ですね。
おしゃれな雰囲気のトラックとBaduの歌声の相性の良さは言うまでもなく、A+のラップもしっかりハマってます。
M-8「Don't Make Me Wait」はPeech Boysの「Don't Make Me Wait」をネタ使い・・・というか歌をしっかり残してるのでカバー曲といっていいでしょうか。
雰囲気的にはM-7「Understand The Game feat. Erykah Badu」と似ていますがこっちはよりパーティ向けという感じです。
会話スキットを経てのM-10「It's On You feat. Chico DeBarge」はChico DeBargeが参加。
元ネタはThe Spinnersの「I Found Love (When I Found You)」が参加。
のんびりしたトラックの上でのA+のラップと元ネタの歌との絡みは相性抜群。
M-11「What The Deal feat. Cardan」はCardanが参加。
ぐいぐい来るような主張の強いトラックで、臨場感があるラップを乗せています。
前の曲までは歌がメインの楽曲が続いていたのでガラッと雰囲気が変わりますね。
M-12「Price Of Fame」は元ネタはFive Starの「Let Me Be the One」。
爽やかながらもノリのいいトラックで首を振りたくなりますね。
それに乗るA+のラップもがっちりハマっていて楽しく聴けます。
M-13「Staggering And Stuttering feat. Psycho Drama」はPsycho Dramaが参加。
ダークなトラックの上で語るようなA+のラップとDramaの重たい雰囲気のラップ。
まるで怪談話を聞いているような気分にさせますね。
最後の〆となるのはM-14「Parkside Gardens」。
重い雰囲気のトラックでのA+の一人舞台。
対訳を見るとまるで小説を読んでいるかのようです。
曲としてはいいですけど〆としてはどうなんだ?というのも否めず。
全体的に名曲と呼べるような曲はないものの、最初から最後まで良曲が並んだ良作アルバムだと感じました。
結構バラエティに富んでますし、元ネタも有名な曲だったりするのでHIP HOPに馴染みがない方でも聴けるのでは。
10代ラッパーとして注目されたA+でしたが、本作以降は音源をリリースしていないのでマイクを置いたと思われます。
興味ある方は是非。
↓M-2「Enjoy Yourself」のPV。
www.youtube.com
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