曲目リスト
1. Girlfriend
3. Baby, I Wanna Tell You Something
4. You Ain't Been Loved Right
5. King Of Stage
6. Love obsession
7. Spending Time
8. Seventeen
9. Your Tender Romance
評価: ★★★★★★☆☆☆☆
R&Bシンガー、Bobby Brownの1stアルバム。
1986年12月11日発売。
80年代と言えば、RUN DMCなどを筆頭に、ブラックミュージックが世間的に認められる兆しが見えてきた年代です。
そしてこのBobby Brownも、そんなブラックミュージック(R&B)の世界に現れたミュージシャンの1人ですね。
彼の音楽活動のデビューは、彼がセカンド・リードボーカルとして所属していたアメリカの少年アイドルグループ、New Editionがデビューした1983年でした。
New Edition名義で大ヒットした3枚目のシングル「Mr. Telephone Man」ではRalph Tresvantと共にリードボーカルを務め、自身の歌声を世間に広めることになりました。
やがて1985年のクリスマス辺りにBobbyはNew Editionを脱退し、その翌年にソロシンガーとしてこのデビューアルバムをリリースし、再出発をすることになったのです。
結果としてはM-1「Girlfriend」がチャートで1位となり、まずまずのセールスを記録しました。
さて、内容に。
1986年という時期に出された作品ということもあり、ごてごてしてないシンプルなサウンドが特徴の、オーソドックスなソウルアルバムとなっていますね。
Bobbyの歌自体は正直そこまで上手くはありませんけど、このアルバムの大半を占めるシンプルなサウンドとの相性は中々。
チャートで1位を獲得したM-1「Girlfriend」は特にアルバム内でもずば抜けた出来で、温かみのあるサウンドとBobbyの声がバシッとハマっています。
チャート1位は流石に伊達ではありませんね。
定番の恋愛ソングM-2「Girl Next Door」や思い切りアップテンポなダンスチューンのM-4「You Ain't Been Loved Right」、かなり激し目なサウンドが印象的な表題曲「King Of Stage」などといった様々な内容を9曲間に詰め込んでいます。
どれも歌いこなしているBobbyもさることながら、プロデューサーの腕が大きいのでしょうね。
最も今作のハイライトといってもいい「Girlfriend」がM-1に配置してあるため、この曲に肩を並べられる楽曲がその後にないのが欠点と言えば欠点でしょうか。
この後の彼の作品と比べると、やはり音楽性の面ではこの後の作品の方が上です。
しかしながら、このアルバムの収録曲の名前は余り他のコンピなどで見たことが無いので、当時のBobbyを味わえるという意味では貴重な作品だと思います。
「古きよきもの」の音楽を探している人は是非。
個人的にはもっと多くの人に聴いていただきたい・・・。
↓M-2「Girl Next Door」のPV。
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