曲目リスト
1. Welcome To Tomorrow
2. War
3. Fire Burning
4. My Girlfriend
5. Face Drop
6. Magical
7. Island Queen
8. Tomorrow
9. Twist Ya Around
10. Wrap U Around Me
11. Shoulda Let U Go feat. Good Charlotte
12. Over
13. Ice Cream Girl feat. Wyclef Jean
14. Why U Wanna Go
15. Fire Burning [Dave Aude Club]
16. Face Drop [Lucas Dh Remix]
評価: ★★★★★★★★☆☆
アメリカのフロリダ出身のシンガー、SEAN KINGSTONの2ndアルバム。
2009年9月7日発売。
1stアルバムである前作からヒットを連発し、17歳という若さで2007年の音楽界の話題をかっさらったSEAN KINGSTON。
そんな彼は2008年に入ってからはFLO RIDAやSoulja Boyなど2008年のHIP HOP界でヒットを記録したラッパーの作品に客演として参加。
着々と名前を多方面にアピールしていきます。
1stアルバムから2年後の2009年、2ndアルバムである本作をリリースしました。
シングルカットされたM-3「Fire Burning」はヒットを記録しましたが、アルバムである本作は前作と比べると余りセールス的に奮わなかったようです。
では、内容に。
基本的な内容としては前作と変わらず、パーティーチューンがメイン。
聴いているだけで元気になりそうなSEANの歌声は健在です。
イントロを経てのM-2「War」はSEANお得意のダンスチューンなのですが、対訳を見ると曲名からは想像できないような恋愛ソング。
対訳を見てびっくりさせられた曲ですね。3分いかず曲が終わるので第二のイントロという感じもします。
M-3「Fire Burning」は上でも書いたように本作では一番のヒット曲。
キャッチ―な雰囲気のトラックとSEANの歌声の相性は中々で、単純に聴いていて楽しいですね。
ヒットしたのも頷ける楽曲で耳に残ります。
続くM-4「My Girlfriend」もパーティチューンでHookでの早口ラップが中々のカッコよさ。
M-5「Face Drop」はキャッチ―な雰囲気のパーティチューンでHookの歌がインパクトがあって耳に残ります。
SEANの歌声はこういうキャッチ―なトラックとの相性は相当いいんですよね。
M-6「Magical」は今までとはちょっと雰囲気が変わって、哀愁漂うトラックの上でSEANが歌声をしっかり聴かせます。
どんなトラックでも楽しさが出るのがSEANの歌声の持ち味。これが天性の才能というものなのでしょうか。
M-7「Island Queen」は本作の中でもかなりREGGAE色が強い曲で、陽気なトラックの上でSEANの元気な歌声が華を添えます。
対訳を見ると恋愛ソングなんですけど、聴いているだけで元気が出てくるような雰囲気です。
M-8「Tomorrow」は表題曲で、しっとりとした雰囲気のトラックで明日会う予定の恋人に対するメッセージソング。
この曲ではいつものウキウキしたような歌い方はなりを潜め、誠実に歌っている印象を受けます。
M-9「Twist Ya Around」、M-10「Wrap U Around Me」は切なげなトラックの上での恋愛ソングで、SEANの器用さが垣間見える楽曲になっています。
特に後者はピアノのサウンドが印象的で、本作でも異色な曲となっています。
M-11「Shoulda Let U Go feat. Good Charlotte」はGood Charlotteを客演に迎えた曲でなんとROCK調。
しかし難なく歌いこなしているSEANの力量に脱帽。
両者との相性も以外にもよく、見事な化学反応を起こしている曲になっています。
M-12「Over」は壮大な雰囲気のトラックが印象的で、失恋ソング。
この曲まではラブラブな雰囲気の曲ばかりだったので、ちょっと対訳を見て驚きました。
曲名の「Over」ってそういう意味だったのかと。
M-13「Ice Cream Girl feat. Wyclef Jean」は楽しい雰囲気でSEANとJeanの歌いこなしが聴いてて楽しいです。
聴いていて首を振りたくなってしまうこと請け合い。
M-14「Why U Wanna Go」はHookでの呼びかけるようなSEANの歌が印象的。
ラップも丁寧に歌い込んでいて聴きごたえあります。
M-15「Fire Burning [Dave Aude Club]」、M-16「Face Drop [Lucas Dh Remix]」は国内盤お馴染みの国内盤限定のボーナストラック。
こういうボーナストラックは期待してはいけないのがお約束ですが、どちらも耳に残るサウンドで中々聴きごたえあり。
ただ前者は7分39秒といくら何でも長すぎる印象。聴いていて楽しいんですが流石に途中で飽きます。
3、4分くらいで終わっておけばよかったのに。
全体を通してみると最後まで楽しく聴けるアルバムとなっていて、前作が好きな人なら間違いなく好きになれる内容だと思います。
前作の「Beautiful Girl」のようなバシーンとくるような曲こそありませんが、その反面どの曲も丁寧に作られた楽曲になっています。
日本版のボーナストラックは本当にタイトにまとめておけばもっと評価は上がったんですけどね・・・。
前作に負けていないアルバムですので、見かけたらチェックどうぞ。
暑くなるこれからの時期にもグッドです。
↓M-5「Face Drop」のPV。
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