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Snoop Dogg Presents... Doggy Style Allstars Welcome To Tha House Vol. 1 / V.A.

スヌープ・ドッグ・プレゼンツ~ウェルカム・トゥ・ザ・ハウス vol.1


曲目リスト


1. Intro / Mac Minista, Snoop Dogg
2. Dogg House America / Soopafly, E-White, Snoop Dogg, Mr.Kane, LaToiya Williams
3. Not Like It Was / Soopafly, Snoop Dogg, E-White, RBX
4. Fallen Star / LaToiya Williams
5. Doh' Doh' / Soopafly, Snoop Dogg, E-White, Mr.Kane
6. Doin' It Bigg / RBX, E-White
7. Nite L.O.C.s / Mr.Kane, Snoop Dogg
8. Are You Ready? / Soopafly
9. Hey You / Snoop Dogg, Soopafly, E-White
10. Raised On Tha Side / Soopafly, E-White, Snoop Dogg, Mr.Kane, Daz
11. Don't Fight The Feelin' / Snoop Dogg, Nate Dogg, Cam'ron, Lady May, Soopafly
12. Unfucwitable / The Lady Of Rage
13. The Strong Will Eat The Weak / RBX, Mr. Kane, Snoop Dogg
14. Just Get Carried Away / Reo Varnado, Snoop Dogg, Vinnie Bernard
15. It Feelz Good / LaToiya Williams
16. Don't Make A Wrong Move / Mr.Kane, Special Ed, Snoop Dogg, Prodigy
17. B***h's Treat / LaToiya Williams, Soopafly
18. Trouble / Vinnie Bernard
19. Squeeze Play / Too Cool, Young Buc, J-Dog, Snoop Dogg, Leicy Loc
20. Light That S**t Up (Endo) / Soopafly, Snoop Dogg, RBX, Mr.Kane


評価: ★★★★★★★★☆☆


DoggyStyleからリリースされたコンピレーションアルバム。
2002年8月13日発売。


DoggyStyleは1995年にSnoop Doggが自身の1stアルバム名から名前をとりDeath Rowの子会社として設立したレーベル。
最も設立からしばらくはレーベルとしての活動はなく、始動したのは2000年代に突入してから。
2000年にレーベルの初作品となったEastSidazの「G'd Up」がスマッシュヒットとなったことで一気にリスナーに存在をアピール。
EastSidazの1stアルバムを筆頭にその後もコンスタントにヒットアルバムを量産し、2002年にはレーベルごとMCAに移籍し、メジャーレーベルの道へ。
その移籍第1弾としてリリースされたのがコンピレーションアルバムである本作。


さて、内容に。


アルバム名からしても分かるように当時のDoggyStyleに所属するラッパー・シンガーが勢ぞろいした本作。
一部所属していなかったラッパーやシンガーもいますが、そういったメンツを客演と考えればコンピレーションというよりはDoggyStyleのクルーアルバム、という印象が強いですね。


MacとSnoopの司会者のようなイントロを経てのM-2「Dogg House America」は総成5人のマイクリレー。
クールに鳴るトラックの上でのマイクリレーの良さもさることながら随所での様々な声が絡む構成も楽しく聴け、掴みとしては十分なスタート。

M-3「Not Like It Was」もHookに歌を交えながらのマイクリレーで、対訳を見るとよくある過激なビッグマウスものですがメンバーのSnoopに対する信頼の厚さが伝わる内容。
特にRBXの言葉選びはニヤッとしました。過激ではありますけどね。

ここまでマイクリレーが続きましたがM-4「Fallen Star」はシンガー、LaToiyaの独り舞台。
お洒落な雰囲気のトラックとLatoiyaの絡むような歌声の相性は抜群で、全体としてもいいアクセント。


しかしM-5「Doh' Doh'」はまたしてもマイクリレーで、歌心のあるHookの構成が50 Centを彷彿とさせます。
対訳を見るとリリックの内容もこれぞギャングスタラップという感じで、G-Unitの1stアルバムの収録曲にかなり雰囲気が似ています。
その辺りが好きな方ならもうマスト。

M-6「Doin' It Bigg」はRBXとE-Whiteのタッグ。
すこしレイドバックしたようなのんびりしたトラックですが、双方の掛け合いラップが最後まで飽きずに聴けます。
リリックの内容も引き続き過激なギャングスタラップを披露。
もうこの辺りはハードな雰囲気が漂う感じですね。


M-7「Nite L.O.C.s」はMr.KaneとSnoopのタッグ。
とはなっているもののSnoopは中盤で少し顔を出すのみで、ほぼKaneの曲。
QuazeとGoldie Locもクレジットこそされていないものの顔を出しており、そこまで長い曲でもないのに腹持ちがいい曲になってます。

M-8「Are You Ready?」はSoopaflyの独り舞台。
対訳を見るとビッグマウスものなんですけど、とあるポケモンの名前が出てきたのは笑えました。
ネタ感が強いトラックの上で隙間なくラップを詰め込むSoopaflyが見事な仕事ぶり。


M-9「Hey You」はSnoop、Soopafly、E-Whiteによるマイクリレーで、対訳を見るとB**chをテーマにしたリリック。
コーラスを入れ込んたR&B色のあるトラックなのもあってちょっとロマンチックな雰囲気もあります。内容は内容ですけどね。

M-10「Raised On Tha Side」はSoopaflyにE-White、Snoop、Mr.Kaneに加えてなんとDazが参加。
Mr.KaneにDaz、Soopaflyが刑務所に服役している側からの視点、SnoopとE-Whiteが娑婆にいる側からの視点で言葉をぶつけるアンセム。
何となくやさぐれた雰囲気ながらもサラッと聴けてしまうのは流石の構成。

M-11「Don't Fight The Feelin'」はSnoopとSoopaflyにくわえてNate Dogg、Cam'ronにLady Mayととんでもない豪華メンツ。
Hookは無論Nate Doggで、Hookを交えながらの気持ちよく聴けるマイクリレーに仕上がっています。
本当にNate DoggがHookを手掛ける楽曲で外れの曲を聴いたことがないです。こちらもご多分に漏れず。

M-12「Unfucwitable」はHIP HOPファンならお馴染みの90年代西海岸クイーン、Rageの独り舞台。
ネタ感強めながらもスムーズなトラックの上でヤバい雰囲気丸出しのRageのラップはスリリングでただただカッコよい立ち振る舞いを見せてくれます。
Hookのスクラッチもとんでもなくカッコいいです。

M-13「The Strong Will Eat The Weak」はRBXにMr. Kane、Snoop。
銃声をトラックに組み込んでいる上に、コーラスも非常に不気味でダークな雰囲気。
この曲は国内盤でも対訳ついてません。何を言っているのかわからないだけに想像力を掻き立てられます。
全員ハマっていますがMVPは粘りつくような強烈なラップで魅せたSnoopで。


M-14「Just Get Carried Away」はReo VarnadoにSnoop、Vinnie Bernardというメンツ。
対訳を見るとBxxchに対する恋愛ソングで、Snoopのラップ以外は歌ということもあって本作の中でも大分キャッチ―。
特に後半はほぼ歌ということもあってほぼR&Bと言っていいですね。

M-15「It Feelz Good」はまたしてもシンガーLaToiyaの独り舞台で、これは他の曲とは一線を画すしんみりとしたバラード。
対訳を見ると本当に黒さが全くない純情恋愛ソング。正直こんなベタな曲をいれてきたのは驚きました。
ですがLaToiyaも流石の歌いこなしを見せていて、楽曲としてはガッチリ。


M-16「Don't Make A Wrong Move」では再びマイクリレーに戻り、メンツはMr.KaneにSnoop、そしてSpecial EdとProdigy(!)。
ブリブリしたトラックの上でマイクパスが繰り広げられるわけですが、やはりSnoopが一番ハマっています。

M-17「B***h's Treat」はLaToiyaとSoopaflyのタッグ。
Latoiyaの歌とSoopaflyのラップの絡みは絶妙で、もっと聴いていたい気分にさせてくれますね。
ちなみにこの2曲は対訳ついてません。


M-18「Trouble」はシンガーのVinnie Bernardの独り舞台。
対訳を見ると元彼女を思い出す内容で、哀愁漂うトラックと綺麗な歌声は流石のハマり具合。
曲名を連呼するHookは一度聴いただけで頭にリフレイン必至です。

M-19「Squeeze Play」はToo CoolにYoung Buc、J-Dog、SnoopにLeicyというメンツ。
ブリブリした雰囲気でM-16「Don't Make A Wrong Move」と同路線で、これまた煙たいマイクリレーもの。
この曲も対訳はなし。


最後を〆るのはM-20「Light That S**t Up (Endo)」。
SoopaflyにSnoop、RBXにMr.Kaneでのマイクリレー。
ゆるーい雰囲気でのマイクリレーで、最後としては気の抜けた感じの〆でいい感じです。
とはいってもHookでは隙間ないコーラスを乗せてくるのもあって聴きごたえはありますよ。


全20曲、1時間18分33秒とボリュームたっぷりな本作。
しかし1曲に様々なラッパーやシンガーが参加している曲が多めな上に、随所で歌ナンバーやラッパーの独り舞台もバランスよく入れているため最後までダレることなく聴くことができます。
正直ドカンと来るような曲こそないんですけど、最初から最後まで丁寧に作られた良曲が並んでいます。
ちなみに対訳がない曲は輸入盤でも元々英詞が乗っていなかったのでしょうがないみたいですね。
確実に楽しめる1枚なので見かけたら是非。
対訳を見るだけでも痛快なので国内盤をおススメします。


↓M-2「Dogg House America」のPV。
www.youtube.com