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りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

prego Rambling RECORDS 5th anniversary / V.A.

洋楽 V.A.(洋楽)

prego Rambling RECORDS 5th ann

曲目リスト



1. I WAS A YEH YEH GIRL / DOING TIME

2. Pisca Punga (Skeewiff Bahia Mix) / Pat C.

3. Tokio / Doktor Zoil

4. Morenito (Original Version) / Stephane Pompougnac feat. Lementine

5. Ritmo das ondas / Freak do Brazil

6. Taj Mahal / Sambasonics

7. Funky Magic / Skeewiff vs JB

8. Diferente / Gotan Project



評価: ★★★★★★★★☆☆



洋モノを主に扱う日本のインディーズ・レーベル、Rambling RECORDSの5周年記念のコンピレーションアルバム。

2007年2月10日発売。



Rambling RECORDSは、主に洋楽のサントラなどを扱うレコード会社であり、過去の映画のサウンドトラックのリリース、洋邦アーティストのプロデュース、BGMアプリのリリースなどを行っています。

この作品はそのRambling RECORDSの5周年記念に作られた作品で、3000枚の数量限定販売でリリースされました。

Rambling RECORDSからCDをリリースしたアーティストだけでなく、BGMとして聴けるようなというコンセプトにあった楽曲も収録されています。

カバー曲も多く、Doktor ZoilのM-3「Tokio」は沢田研二の有名曲「TOKIO」のカバーですし、SambasonicsのM-6「Taj Mehal」はJorge Benの「Taj Mahal」のカバー。

Skeewiff vs JBのM-7「Funky Magic」はGODIEGOの有名曲「MONKEY MAGIC」のカバーです。

海外に様々なパイプを持つRambling RECORDSだからこそできた選曲なのでしょうね。



さて、内容に。



「衣食住に加えて音楽を」という経営者のキャッチフレーズ通り、美しいメロディーの楽曲が多めです。

ドライブや掃除のBGMとしても、じっくり聴くこともできる作品ですね。

特に上に挙げたカバー曲のM-3「Tokio」、M-6「Taj Mahal」、M-7「Funky Magic」は、どれも「もう一つの」と付け加えてもいいくらいのいい感じのカバー曲になっています。

3曲とも原曲のいい部分は残しつつも、自分たちのエッセンスも加えていて、そのどちらもがいいバランスを保っています。

このバランス感覚は流石としかいいようがありませんね。



このカバー曲3曲の存在感が目立ちますが、他の曲も非常に爽やかな曲で、アルバムを彩っていますね。

DOING TIMEのM-1I WAS A YEH YEH GIRL」はスタートを切るのにぴったりな楽しいメロディーですし、M-5「Ritmo das ondas」も参加したClaudia Da Silvaの声とトラックが愛情抜群の清涼感漂う楽曲に仕上がっています。



8曲というと普通のアルバムより曲が少ないため物足りなさを感じてしまいがちです。


このアルバムもそれがないわけではないのですが、そのせいか何度かリピートしてしまう作品になっています。

幅広い層が楽しめる作品だと思うので、興味のある方は是非聴いてみてください。

M-1I WAS A YEH YEH GIRL」のPV。

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STR8 OUT DA BAY / BIG RON

日本の音楽 BIG RON

STR8 OUT DA BAY



曲目リスト



1. INTRO

2. BAYSIDE CRUISIN' feat. RICHEE, Kayzabro

3. Tha Message From LA BONO

4. PLAYA HATAZ feat. GHETTO INC.

5. SUMMER HIGH feat. RICHEE, GIPPER

6. D's Nutz FM Station 2005

7. SMOKAZ SWEETS feat. MACCHO, RICHEE

8. Tha Message From AK-69 & Ⅱ-J

9. GHETTO INC. feat. GHETTO INC.

10. RAG TOP DOWN feat. SLOW PAIN, FINGAZZ, RICHEE

11. WHY

12. BACK IN THE DAY feat. GDX, GANXSTA CUE

13. STR8 OUT DA BAY feat. Kayzabro

14. Tha Message From HOKT

15. GHETTO LUV feat. FINGAZZ, Mr.Oz

16. OUTRO



評価: ★★★★★★★☆☆☆



横須賀出身のクラブ系シンガー、BIG RONの1stアルバム。

2005年6月10日発売。



日本語ラップ界の西海岸サウンドの中心人物であるDJ PMXと古くから交流があり、2000年代に入って身内アーティストの楽曲の客演参加などで名前を広げていきました。

しばらくは客演やコンピレーションアルバムでの参加専門でしたが、2004年にDJ PMXのバックアップにより、自身名義での1stシングル「BAYSIDE CRUISIN' featuring DS455」(M-2)をリリースします。

その後2ndシングル「GHETTO LUV feat. FINGAZZ, Mr.Oz」(M-15)をリリースし、2005年にこのフルアルバムをリリースに踏み切りました。

監修はDJ PMXで、全てのトラックをDJ PMXが手掛けています。

見ての通り客演はDS周辺のラッパーが中心ですが(ちなみに一番多く参加しているRICHEEはBIG RONの弟です)、何とアメリカからSLOW PAIN、FINGAZZが参加しています。

洋楽HIP HOPしか聴かない人でも「おお!」と思ってしまうでしょうね。

まあ恐らくアメリカにも人脈があるDJ PMXのサポートが大きいのでしょうけど。



さて、内容に。



BIG RONの特徴は甘く水っぽい歌声。余り曲中で変化を見せないのぺーっとした歌い方をします。

正直好みは分かれるでしょうね。

ですが、本作全ての曲のトラックを手掛けたDJ PMXの清涼感漂うトラックとの相性はこれ以上なく抜群です。

ドライブや部屋の中でいい雰囲気づくりを手伝ってくれること請け合いですね。



1stシングル曲のM-2「BAYSIDE CRUISIN' feat. RICHEE, Kayzabro」の素晴らしさは言うまでもなくて、PMXのトラックとRICHEEとKayzabroのラップ、BIG RONの歌がこれ以上無いくらいの化学反応を起こす1曲。晴れた日に外を見ながらかければ素敵な4分間を過ごせるでしょう。



GIPPERやMACCHOといった間違いない実力派MCを客演に迎えたM-5「SUMMER HIGH feat. RICHEE, GIPPER」、M-7「SMOKAZ SWEETS feat. MACCHO, RICHEE」は実力派の2人が相変わらずの間違いないスキルを見せつけ、曲をリードしています。RICHEEもこの2人ほどではないもののいい仕事をしており、Hookも非常にカラッとした爽やかさと心地よさがあります。



爽やかな曲だけではなく、激しい雰囲気の曲もあります。その激しい雰囲気の曲で光るのがRICHEEが所属し、BIG RON本人も後に所属するようになるGHETTO INC.が参加した2曲、M-4「PLAYA HATAZ feat. GHETTO INC.」、M-9「GHETTO INC. feat. GHETTO INC.」。攻撃的なトラックの上でGHETTO INC.が攻撃的なラップを披露しているのですが、BIG RONのHookが非常にいいアクセントになっています。



しかしながら、前半から中盤に良曲が固まっていて、後半になるにつれてちょっと失速がありますね。

大多数のリスナーが一番期待を掛けるであろうM-10「RAG TOP DOWN feat. SLOW PAIN, FINGAZZ, RICHEE」とM-15「GHETTO LUV feat. FINGAZZ, Mr.Oz」の2曲、表題曲のM-13「STR8 OUT DA BAY feat. Kayzabro」は正直良くも悪くも並で終わった感じですし、このアルバム唯一のBIG RON単独曲であるM-11「WHY」は最初から最後までBIG RONの間延びした歌声が続いてちょっとキツイものが。

やっぱりBIG RONはバースなどは他の人に任せて、Hookなどでアクセントとして歌を披露するスタイルが一番向いていると思います。



実は後半の曲で一番良いのは、M-14のHOKTのSKITだったりします。

暗めで爽やかなトラックの上でHOKTの遊び心のあるラップが中々良かったです。1分もないSKITですけどね。



後半は失速してしまうものの、前半と中盤の良曲は本当に聴いてもらいたいので、買う価値は十分にあると思います。

しかしBIG RONの声が苦手な人もいると思うので、試聴してからの購入がお勧めですかね。

晴れた日のBGMとしては是非ともお勧めします!



↓M-2「BAYSIDE CRUISIN' feat. RICHEE, Kayzabro」のPV。

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MAIL ON SUNDAY / FLO RIDA

洋楽 FLO RIDA

Mail on Sunday

曲目リスト

1. AMERICAN SUPERSTAR feat. LIL WAYNE

2. ACK LIKE YOU KNOW

3. ELEVATOR feat. TIMBALAND

4. ROLL feat. SEAN KINGSTON

5. LOW feat. T-PAIN

6. PRICELESS feat. BIRD MAN

7. MS. HANGOVER

8. STILL MISSIN

9. IN THE AYER feat. WILL I AM

10. ME & U

11. ALL MY LIFE

12. DON'T KNOW HOW TO ACT feat. YUNG JOC

13. FREAKY DEAKY feat. TREY SONGZ

14. MONEY RIGHT feat. RICK ROSS, BRISCO



評価: ★★★★★★☆☆☆☆



アメリカのフロリダ出身のラッパー、FLO RIDAの1stアルバム。

2008年3月18日発売。



ちなみにFLO RIDAと書いて、フローライダーと読みます。

10代の時から音楽業界を志していたものの、メジャーレーベルからは相手にされず、音楽以外の業種を転々としていた時期もあったようですね。

しかし音楽仲間であったRICK ROSSなどのミックステープやDJのアルバムに客演として参加し、そこに目を掛けた音楽レーベルと契約します。

ここからののし上がりは早かったのです。

2007年9月、「ステップアップ2:ザ・ストリート」のサウンドトラックに新録「LOW feat. T-PAIN」(M-5)で参加したところ、なんとビルボードのシングルチャートで10週連続で1位という新人としては異例の記録を打ち立てたのです。

そしてこのデビューアルバムをリリースすることになった訳ですが、このアルバムも当然大ヒットを記録しました。



さて、内容に。

FLO RIDAはこのムッキムキな身体に似合わず、透き通るような声のラップが特徴です。(ちなみに怖そうなのは見た目だけで、性格も極めて紳士で温厚な方で有名です。あとLADY GAGAなどと同様かなりの親日家で、牛丼が好物だとか)

サウンド的には最近はやりの電子音のようなサウンドが多めで、いかにも2000年代以降のシーンの音楽、というオーラが出ています。

FLO RIDAはHIP HOP好きの間でも好みが分かれるんですが(というか「HIP HOPじゃねえ!」という声も多数確認)、それも無理ないかなあという気がします。

個人的には好きなんですけどね。

電子音を基盤にしたトラックとの相性も悪くはありませんし。

全体的に見るとM-3「ELEVATOR feat. TIMBALAND」~M-5「LOW feat. T-PAIN」の流れがとび抜けて良曲揃いです。

この3曲は何よりHookの使い方が上手いです。というかこの3曲はHookをfeatに任せているんですが、FLO RIDAのバースとHookの面白い棲み分けが楽しめます。

M-5「LOW feat. T-PAIN」は、 大ヒットしたのも頷けますよね。

とんでもなくキャッチーですし、FLO RIDAとT-PAIN両方がいい仕事ぶりです。

M-3「ELEVATOR feat. TIMBALAND」に至ってはHookだけではなく曲全体の構成が上手いです。最初は静かなイントロで、そこからFLO RIDAのラップが始まると一気にラップのトラック調に持っていき、Hookで一気に盛り上げる。まさに職人技ですね。

他にもヒットしたのも納得ができる、キャッチーな曲が多いです。

ただ、人気者を迎えたM-1AMERICAN SUPERSTAR feat. LIL WAYNE」、M-9「IN THE AYER feat. WILL I AM」、M-14「MONEY RIGHT feat. RICK ROSS, BRISCO」はそこまで期待するような出来ではないので過度な期待は禁物です。

好みは分かれると思うのでそこまで強くお勧めはしませんが、2000年代以降のダンスミュージックが好きなら是非聴いてもらいたいですね。

↓M-3「ELEVATOR feat. TIMBALAND」のPV。

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I Love You & I Need You ふくしま / 猪苗代湖ズ

日本の音楽 猪苗代湖ズ

tower.jp



曲目リスト



1. I Love You & I Need You ふくしま



評価: ★★★★★★★☆☆☆



福島出身のミュージシャン4人から結成されたユニット、猪苗代湖ズのチャリティーシングル。

2011年4月27日発売。



猪苗代湖ズは、サンボマスター山口隆氏、TOKYO NO.1 SOUL SET渡辺俊美氏、THE BACK HORN松田晋二氏、クリエイターの箭内道彦氏からなるグループで、2010年のイベント「風とロック芋煮会」で結成されました。

そしてその時に作った1曲がこの「I Love You & I Need You ふくしま」だったのです。

「震災便乗じゃないのか!?」なんて批判もあったこの曲ですが、曲自体は震災前に出来ていたんですよ。

そして2011年3月11日、東日本大震災が発生。

福島県津波に加えて他の県では起こらなかった原発事故が起こりました。

そのため福島県内でも福島県外でも誤った情報やグチャグチャな情報が交差する日々。

そんな中、「故郷への恩返しをするのは、今しかない」と思い立った彼らは、2011年3月17日に名古屋でこの曲「I Love You & I Need You ふくしま」のレコーディングに踏み切ります。

3日後の3月20日、配信シングルとして世にリリースし、4月27日にCDとしてTOWER RECORDからリリースされました。

2011年の紅白歌合戦にも出場と、一気に名前を世に広げ、福島の名前を全土に轟かしました。

得た収益は全て福島県災害対策本部に寄付されています。

「便乗バンドだ!」なんて批判の声も多かった彼らですが、結果としてプラスに働いたことは間違いないでしょう。



では内容に。



メロディー、歌詞、PVなどすべてがシンプルな作りで、軽く聴ける馴染みやすさと強いメッセージ性が特徴です。

マイクを握るのは山口氏で、サンボマスターで見せることが多い叫ぶような歌い方はなりを潜めており、比較的穏やかな歌い方で曲をまとめ上げています。

なのでサンボマスターが好きな人はちょっと物足りなさを感じるかもしれませんね。

しかしながら山口氏のいつもと違う歌い方を見られるという点でも価値はあります。

詞の内容はラブソングで、「赤べこ」、「野馬追い」などといった福島の名物、「会津地方」、「中通り」、「浜通り」などといった福島県民にはお馴染みの地方名が出てきます。

名前を出すだけでも福島県外の方にも興味を持たれる方もいらっしゃるでしょうね。

もしこれで福島のことをもっと知ってもらえたら、これ以上に嬉しいことはありませんね。

紅白での激しい歌い方に嫌悪感を持たれた方も、こちらでは激しい歌い方は無いので是非聴いてもらいたいです。



このCDを通じて福島のことが伝わるという、音楽の奥深さを思い知った1枚ですね。

興味のある方は是非聴いてみてください。



M-1I Love You & I Need You ふくしま」のPV。

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THE MASSACRE / 50 CENT

洋楽 50 CENT

Massacre

曲目リスト



1. Intro

2. In My Hood

3. This Is 50

4. I'm Supposed to Die Tonight

5. Piggy Bank

6. Gatman and Robbin' feat. EMINEM

7. Candy Shop feat. Olivia

8. Outta Control

9. Get in My Car

10. Ski Mask Way

11. A Baltimore Love Thing

12. Ryder Music

13. Disco Inferno

14. Just a Lil Bit

15. Gunz Come Out

16. My Toy Solider feat. Tony Yayo

17. Position of Power

18. Build You Up feat. Jamie Foxx

19. God Gave Me Style

20. So Amazing feat. Olivia

21. I Don't Need 'Em

22. Hate It or Love It (G-Unit Remix) feat. The Game, Tony Yayo, Young Buck, Lloyd Banks



評価: ★★★★★★★★☆☆



アメリカの超有名なNY出身のラッパー、50 CENTの2ndアルバム。

2005年3月3日発売。



前作「Get Rich Or Die Tryin'」で1300万枚のセールスという記録を打ち立て、その後に自分が所属するラップユニット、G-UNITの1stアルバムも好調なセールスを記録。

だれも予測できなかった成功という成功を現実のものにした50 CENT

この2ndアルバムはそんな彼の年と言っても過言ではなかった2003年の2年後にリリースされました。

この2ndアルバムも、リリースするまで結構なドラマがあったのです。

まず、G-UNITはメンバーの入れ替わりが比較的激しいグループであり、この期間中もメンバーの入れ替わりがあり、その中でメンバーのThe Gameと揉めてしまいます。

そしてなんとこのアルバムをリリースする頃には発砲事件にまで発展してしまいました。

The Gameは結局G-UNITを離脱することになり、ビーフはその後しばらく続くことになります。

一方、G-UNITに初の女性メンバー、Oliviaが加わり、50はこの作品の先行シングルとして「Candy Shop feat. Olivia / Disco Inferno」をリリースしました。

内容はキャンディを比喩にしたS○Xの歌であり、結構な話題を呼ぶことになります。

また詳しくは下の文章で書きますが、このアルバム収録曲のとある1曲がリリース前から話題になり、50に対する批判の声が強まりました。

そのせいかこの作品のUS版のAmazonのレビューは荒れに荒れまくっています。



さて、長くなりそうなので内容に。



全22曲70分以上というCDに入れられる容量ギリギリまで曲が収録された本作。しかもIntro以外はInterludeやSkitのような曲は無いので、ひたすらラップ入りの楽曲が21曲続きます。

この頃の50はThe Gameの1stアルバム「The Documentary」の制作が楽しかったこともあって創造意欲がこれでもかというくらい湧き出ていたため、これくらいの曲を収録することになったようです。

僕はAmazonUS版の荒れに荒れまくったレビューを見てから再生ボタンを押したので、「量が多いだけで質が大したことないのかな・・・」と不安な気持ちが少なからずありました。

しかしながら、再生ボタンを押した後は「おお!」と思えるような曲の連続で、そのような不安は不要だったようです。



50のラップは良くも悪くも相変わらずで、リスナーの需要に応えたホニャホニャしたラップとビッグマウスなリリックを提供してくれます。

しかしながら50のラップも進化したと思える曲がありますよ。それはM-6「Gatman and Robbin' feat. EMINEM」。前作は正直EMINEMの参加曲は50のラップがEMINEMのラップに食われている印象があったのですが、本作のこの曲ではEMINEMに負けず劣らずのエキサイティングなラップを披露しています。リリックの内容は相変わらず物騒ですが・・・。

その曲を始めとするM-2「In My Hood」からM-7「Candy Shop feat. Olivia」までの序盤の流れは本当に全曲お勧めできるくらいの楽曲が並んでいます。

M-2「In My Hood」、M-4「I'm Supposed to Die Tonight」などの重たい雰囲気のトラックと歌心のある50のラップの相性は抜群ですし、M-3「This Is 50」のシンプルさを狙った楽曲も成功しています。

M-7「Candy Shop feat. Olivia」は大ヒットしただけあって50とOliviaの絡みが一級品です。

そして何よりもこのアルバムを語るに避けて通れないのがM-5「Piggy Bank」。

上の方で少し触れた「リリース前に話題になった曲」はこの曲です。というのもこの曲、前作でもDISを受けていたJa Ruleの他に、Fat JoeにJADAKISS、NAS&KELIS夫妻まで標的にしたDISソングなのです。

50はJaのやり方が余り日ごろから気に入っていっておらず、Jaのヒットシングル「New York」のPVに出ていたラッパーを攻撃したようです。

理由が理由なので、結構バッシングも起こってしまったわけですね。

でも単純に音楽としては、攻撃的なトラックと50特有のホニャホニャラップの化学反応が楽しめる一曲となっています。



中盤ではちょっと失速してしまいますが、やはり先行シングルのM-13「Disco Inferno」はノリノリに踊れる楽曲で、ずば抜けていい出来ですね。

後半の曲ではM-20「So Amazing feat. Olivia」がサウンドとしてずば抜けた出来です。リリックの内容は恋愛ソングであまり好きになれないのですけど、M-7と同じく2人のちょうどいい絡みが楽しめます。



前半に良曲が集中しているため、中盤や後半はちょっと退屈な思いをしてしまうのも事実ですが、POPな聴きやすさとHIP HOPの側面を併せ持った50のスタイルは健在で、聴きごたえは十分あります。

興味がある方は是非聴いてみてください。



↓M-5「Piggy Bank」のPV。

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トモダチ / ケツメイシ

日本の音楽 ケツメイシ

トモダチ

曲目リスト

1. トモダチ

2. 3分ブッキング



評価: ★★★★★★★★☆☆



ケツメイシのメジャーデビュー後4枚目、通算7枚目のシングル。

2002年2月20日発売。



2001年にメジャーデビューした後、コンスタントにシングルをリリースしながらファンを得ていったケツメイシ

2002年にメジャー初のアルバムをリリースするわけですが、そのリリースの直前にリリースされたシングルが本作。

この作品でケツメイシ史上初のチャートトップ10入りを果たしました。まさに順風満帆な船出だったといっていいかもしれませんね。

その後「お二人Summer」までずっとチャートトップ10入りを果たすことになります。



では内容に。



メジャーデビュー後初のアルバムリリースの前の最後のシングルのテーマは名前の通り「友達」。

リリースした時期はちょうど春に入りかける頃だったため、リリースしたタイミングは本当にベストタイミングでしたね。

M-1トモダチ」は、未だにケツメイシファンの中でも「名曲」の地位をほしいままにしていますが、その地位も納得できる出来栄えです。

温かみのあるトラック、RYOと大蔵のラップ、RYOJIのHookとラップ。全てにおいて非の打ち所がありません。

何よりもやはり言葉が刺さります。

特に最後のHookの前のRYOと大蔵の掛け合いは双方名バース。

ここにきて胸が熱くなってしまうリスナーはきっと多いはず。

チャート入りも納得できる力作ですね。



カップリングのM-2「3分ブッキング」は、このCD以外では収録されていないので、この作品でしか聴けません。

内容は合コンの情景をケツメ風に描いた楽曲で、まあまあ面白いですね。

でも、欲をいうならもうちょっと一ひねりあるとなおよかったでしょうか。



M-1トモダチ」は本当にいい曲なので数多くの人に聴いてもらいたいです。

ただこの曲が聴きたいだけなら2ndアルバム「ケツノポリス2」にも収録されているのでそっちを買った方がいいかもしれません。

カップリングはちょっとファン向けなので、全曲揃えたいケツメファンならこのシングルを買っても絶対に損はしないと思います。



M-1トモダチ」。

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KING OF STAGE / Bobby Brown

洋楽 Bobby Brown

King of Stage

曲目リスト



1. Girlfriend

2. Girl Next Door

3. Baby, I Wanna Tell You Something

4. You Ain't Been Loved Right

5. King Of Stage

6. Love obsession

7. Spending Time

8. Seventeen

9. Your Tender Romance



評価: ★★★★★★☆☆☆☆



R&Bシンガー、Bobby Brownの1stアルバム。

1986年12月11日発売。



80年代と言えば、RUN DMCなどを筆頭に、ブラックミュージックが世間的に認められる兆しが見えてきた年代です。

そしてこのBobby Brownも、そんなブラックミュージック(R&B)の世界に現れたミュージシャンの1人ですね。



彼の音楽活動のデビューは、彼がセカンドリードボーカルとして所属していたアメリカの少年アイドルグループ、New Editionがデビューした1983年でした。

New Edition名義で大ヒットした3枚目のシングル「Mr. Telephone Man」ではRalph Tresvantと共にリードボーカルを務め、自身の歌声を世間に広めることになりました。

やがて1985年のクリスマス辺りにBobbyはNew Editionを脱退し、その翌年にソロシンガーとしてこのデビューアルバムをリリースし、再出発をすることになったのです。

結果としてはM-1Girlfriend」がチャートで1位となり、まずまずのセールスを記録しました。



さて、内容に。



1986年という時期に出された作品ということもあり、ごてごてしてないシンプルなサウンドが特徴の、オーソドックスなソウルアルバムとなっていますね。

Bobbyの歌自体は正直そこまで上手くはありませんけど、このアルバムの大半を占めるシンプルなサウンドとの相性は中々。

チャートで1位を獲得したM-1Girlfriend」は特にアルバム内でもずば抜けた出来で、温かみのあるサウンドとBobbyの声がバシッとハマっています。

チャート1位は流石に伊達ではありませんね。

定番の恋愛ソングM-2「Girl Next Door」や思い切りアップテンポなダンスチューンのM-4「You Ain't Been Loved Right」、かなり激し目なサウンドが印象的な表題曲「King Of Stage」などといった様々な内容を9曲間に詰め込んでいます。

どれも歌いこなしているBobbyもさることながら、プロデューサーの腕が大きいのでしょうね。

最も今作のハイライトといってもいい「Girlfriend」がM-1に配置してあるため、この曲に肩を並べられる楽曲がその後にないのが欠点と言えば欠点でしょうか。

この後の彼の作品と比べると、やはり音楽性の面ではこの後の作品の方が上です。



しかしながら、このアルバムの収録曲の名前は余り他のコンピなどで見たことが無いので、当時のBobbyを味わえるという意味では貴重な作品だと思います。

「古きよきもの」の音楽を探している人は是非。

個人的にはもっと多くの人に聴いていただきたい・・・。

↓M-2「Girl Next Door」のPV。

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