りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

Breakaway / Kelly Clarkson

BREAKAWAY


曲目リスト


1. Breakaway
2. Since U Been Gone
3. Behind These Hazel Eyes
4. Because Of You
5. Gone
6. Addicted
7. Where Is Your Heart
8. Walk Away
9. You Found Me
10. I Hate Myself For Losing You
11. Hear Me
12. Beautiful Disaster (Live)
13. Miss Independent (AOL Live)
14. Since U Been Gone (AOL Live)


評価: ★★★★★★★☆☆☆


アメリカのPOP ROCKシンガー、Kelly Clarksonの2ndアルバム。
2004年11月30日発売。


デビューアルバムであった前作が全米で200万枚(日本でも15万枚!)のセールスを記録し、一気にトップシンガーへの道を歩んだKelly。

その興奮が冷めやらぬうちに、2ndアルバムである本作がリリースされました。

これまた超話題作となり、2年間もチャートに入るロングヒット、600万枚以上のセールスを記録し、シングルカットされた曲も全世界で大ヒット。

音楽界の歴史に刻まれる作品となりました。


では、内容に。


Kellyの特徴は圧倒的な歌唱力。
爽やかな歌声の中にもしっかりと芯がある歌い方で、聴く人を圧倒させてくれます。

トラックは聴きやすいROCKサウンドが中心で、普段POPSなどを聴いている方にも受け入れられやすいでしょうね。
Kellyの歌声との相性も悪くありません。
というかKellyは歌手としての底力がかなりあるので、どんなトラックでも余裕で歌いこなせちゃう気はしますが。
ボーナストラックのライブバージョンの3曲も、まるでCD音源かと思ってしまうほどKellyの声量が半端ないです。


ただどの曲も良曲ではあるんですけど、アルバム全体で見ると物足りなさを感じるのも事実。
綺麗に作りすぎている感があって、ちょっと堅い印象を持ちます。

個人的にはROCKサウンドばかりでなくてもっと違う一面を見せてほしかった部分があります。


ですが上にも書いたように高セールスを記録した1枚であるのは事実。
Kellyの歌声に興味がある方ならチェックして損はないかと。


↓M-11「Hear Me」のライブ映像。
www.youtube.com

MISTA XXXXXL / BIG RON

MISTA XXXXXL


曲目リスト


1. MISTA XXXXXL
2. Rock Da Party feat.AK-69
3. Summer Time Cruisin’ feat. Kayzabro,TWO-J
4. Mista Kaboom’s “Boot Camp
5. Summer High 2007 feat. GHETTO INC.
6. Special Day~Mxi & My Spc~feat. SAY
7. Bounce feat. MACCHO(OZROSAURUS)
8. Royal Blunt Dreaming feat. HOKT, ARIA
9. T-Luvin’ feat. RICHEE(GHETTO INC.)
10. Holla@You
11. 熱帯夜 feat. Kayzabro, MACCHO(OZROSAURUS), SAY
12. Stay With Me feat. JAMOSA
13. Outro
14. White Nite feat. DS455 -New Version- (BONUS TRACK)


評価: ★★★★★★★☆☆☆


横須賀出身のクラブ系シンガー、BIG RONの2ndアルバム。
2007年6月6日発売。


2005年に1stアルバムをリリースした後も、数多くの客演をこなしていったBIG RON。
LGYの「Dear Mama feat. BIG RON」、九州男の「出会い。。 feat. RED RICE, BIG RON」など人気曲も生まれ、リスナーに着実に認知度を高めていきました。
2007年、とうとう本作でメジャーデビューを果たします。


では内容に。


BIG RONの歌は良くも悪くも相変わらずで、主にHookで唯一無二の甘くて水っぽい歌声を聴かせてくれます。
前作に引き続き、本作のほぼ全てのトラックを手掛けるDJ PMXの爽やかなトラックとも、相変わらずのハマり具合。
BIG RONの歌が好きな人なら抵抗なく受け入れられるでしょうね。


何といっても初っぱなからBIG RONの力強い歌いっぷりとAK-69のクールなラップが同居したM-2「Rock Da Party feat. AK-69」からぶっ飛ばされますね。

その後もBIG RONの歌、KayzabroとTWO-Jのラップとトークボックスの絡みが絶品なM-3「Summer Time Cruisin’ feat. Kayzabro,TWO-J」、自身が所属するグループであるGHETTO INC.のメンバーを迎え、クールな雰囲気のサマーチューンを聴かせるM-5「Summer High 2007 feat. GHETTO INC.」、SAYが聴き応えのあるHookとBridgeで全部持っていってしまうM-11「熱帯夜 feat. Kayzabro, MACCHO(OZROSAURUS), SAY」など、夏のビーチが目の前に浮かぶような夏仕様の楽曲が耳を惹きます。


また、前作のBIG RON単独曲の「WHY」が正直イマイチだったので、余り期待していなかったM-10「Holla@You」が予想以上に良い出来でちょっと驚きました。
オール英詞なんですけど、BIG RONのちょっと攻撃的な歌いかたとトラックの化学反応が中々聴かせます。

ボーナストラックにはDS455とBIG RONの人気曲である「White Nite」の本作でしか聴けないバージョンも収録されているので、DSやBIG RONに興味がある方は要チェックでしょう。


ただ、直球恋愛ソングであるM-6「Special Day~Mxi & My Spc~feat. SAY」、JAMOSAを客演に迎えたM-12「Stay With Me」なんかは個人的にはちょっと狙って外した感が否めないですかね・・。

あと、意外だったのは前作ではいい働きを見せたMACCHOが本作ではそんなに目立った活躍をしていないこと。
M-11「熱帯夜 feat. Kayzabro, MACCHO(OZROSAURUS), SAY」では完全にKayzabroやSAYに持っていかれていますし、M-7「Bounce feat. MACCHO(OZROSAURUS)」は正直パッとしない出来。
なのでMACCHOの曲目当ての方はちょっと注意ですね。


というわけで粗もないわけではありませんが、全体を通してみればBIG RONの魅力を落としこんだ良作アルバムです。

中古屋でもよく見かける一枚ですし、興味のある方は今年の夏、いかがでしょう?


↓M-12「Stay With Me feat. JAMOSA
www.youtube.com

Bullet Proof / 50 CENT

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51njWNPUK5L._SX355_.jpg
↑扱っている通販サイトがないため画像リンクを貼ります


曲目リスト


1. Maybe We Crazy
2. When You Hear That feat. Tony Yayo
3. I'm A Rider
4. Simply The Best
5. Pimpin Pt. 2
6. Why They Look Like That
7. Come And Get You
8. I Warned You
9. I Run NY Pt. 2
10. Grew Up
11. Southside Pt. 2
12. Hit You Ass Up feat. Lloyd Banks, Tony Yayo
13. G Unit Radio feat. Whoo Kid*
14. Get Rich Or Die Trying Movie Trailer


評価: ★★★★★★☆☆☆☆


2005年にリリースされた50 CENTのゲーム「Bullet Proof」のサウンドトラックを元にしたミックステープ?
2007年6月発売。


Bullet Proofは2005年にリリースされた、50 CENTをテーマにしたゲームです。
一応国内版Amazonに購入ページはあるものの、レビューが全くない上に、プレイしてみた!みたいなブログや動画は全く見つかりません。
日本ではあまり話題にはならなかったみたいですね。

勿論僕自身も未プレイですし、公式のサントラそのものは聴いていないのでそれと比較してのコメントはできません。
ただ本作はそのサントラの収録内容をちょっといじって2007年にリリースされたもののようです。
信頼できる情報源が全くと言っていいほど見つからないので、そうとしか言えませんね・・。
最も、CDバーコードが振られているので海賊版ではありません。


では内容に。


50 CENTはミックステープを、様々な媒体でオリジナルアルバム以上にかなりリリースしているので、具体的に何枚目のミックステープかは分かりません。

50のミックステープは何枚かフリー音源サイト(公式)で聴いていましたが、軽く聴いただけで聴き込んではいなかったので、聴き込んだのは本作が初めてです。
過去に感想記事を書いた、50の1stアルバムや2ndアルバム、G-UNITの1stアルバムを聴き込んでいた身としては、それらと比べると全体的に良くも悪くもチープな印象を受けますね。
50の音源の中では力を抜いて緩く作った感じがします。


トラックは毎度のことながらハードな中にも聴きやすさがあるものの、本作はちょっとハードコアに寄っていて、聴きやすさ成分は控えめなトラックが多め。
オリジナルアルバムとは違い、セールス面をあまり意識する必要がないためか、売れるための曲というのが一切ないと言っていいです。
とにかく銃声があちこちに聴こえる、ハードでシリアスな雰囲気を放つ様は、50の深い部分に足を踏み入れたような気がしてしまいます。(詞カードは当然ついていないため、何を言っているのかは分からないのですが)


ただアルバムや楽曲の完成度としてはやはりオリジナルアルバムと比べると落ちます。

50の最大の特徴である耳に残るHookが本作ではほとんどありませんし、トラックと50のラップと相性に疑問符がつく楽曲の割合もちょっと高いです。
客演がLLOYDとYAYOのみで、しかもM-2とM-12という本当に最初と最後なので、ほとんどハードコアなトラックの上に50の一本調子なラップというのが続くため、50がよっぽど好きな人でないと、ちょっとキツいかもしれません。


そんな中でも聴きどころはあり、個人的には病み付きになるような単調なループの上で50がスムーズにラップを乗せていくM-8「I Warned You」、G-UNITオリジナルメンバーでの50のHookを交えながらのマイク回しが熱いM-12「Hit You Ass Up feat. Lloyd Banks, Tony Yayo」辺りが聴きどころ。


とりあえず50をこれから聴いてみようという方にはあまりオススメしません。
一般受けするような作風ではないですからね。
そのような方はまずはオリジナルアルバムからどうぞ!
それで50の音源をもっと聴きたい!となったら本作にも手を伸ばしていいかと。
50のファンの方なら絶対に持っていて損はないと思います。


M-1Maybe We Crazy」。
www.youtube.com

PARTY MONSTA / 1-KYU

www.google.com
↑ジャケット写真付きの通販サイトが無いので画像のリンクを貼ります


曲目リスト


1. PARTY MONSTA
2. Tomorrow-N-Tomorrow
3. COLD AS ICE feat. S55 a.k.a SPOCK


評価: ★★★★★☆☆☆☆☆


えー、またしてもブログにろくにこれず申し訳ございません。
また引っ越し、転勤が決まり、バタバタしていました。
落ち着いてきつつあるので再開を・・。


北海道を活動拠点とするラッパー、1-KYUの1stシングル。
2007年4月10日発売。


1-KYUは香川県讃岐の出身で、1998年から活動を開始し、2000年に活動拠点を北海道に移動。
HOKTやS55などとラップグループ、NORTH COAST BAD BOYZ(以後N.C.B.B)を結成し、DIG DA GOOD RECORDSというレーベルも立ち上げ。

それからはN.C.B.Bとしての音源リリースや、積極的なライブ参加、他ラッパーの作品の客演参加などを経て日本全国にプロップスを拡大していきます。
2007年には、とうとうソロデビューとして本シングルをリリースしました。


では、内容に。


表題曲のM-1PARTY MONSTA」は、勢いのある派手なトラックに1-KYUがラップを乗っけるパーティーチューン。
様々な音を随所に仕込みながらも勢いを維持し続けるトラックはラッパーによってはかなりの名曲になりそうなトラック。
M-2「Tomorrow-N-Tomorrow」は、表題曲よりもちょっとシリアスな雰囲気で、映画の挿入歌にも使えそうなトラックが耳を惹きます。


ただ、正直この2曲に関しては「トラックはかっこいいけどラップはパッとしない」の典型的パターンのように感じてしまいましたね・・・。
1-KYUはN.C.B.Bのメンバーの中では比較的スキルはあるほうであり、その個性的なちょい高めなガラガラ声で立ち位置を築けていました。
ただ、それはあくまでマイクリレー集団であるN.C.B.Bの中での話。
ソロ作品として1-KYUのラップをこの2曲で堪能させてもらった訳ですが・・・正直ソロで聴かせるのにはもうちょっと武器が欲しいところ。
トラックとの相性、ラップスキル、リリックの内容・・・どれも悪くはないんですがそれほど良くもないんですよね。
そのため結果的にちょっと聴いててつまらなく感じてしまいました。


M-3「COLD AS ICE feat. S55 a.k.a SPOCK」は、同じくN.C.B.BのメンバーであるS55を客演に迎えたパーティーチューン。
個人的に本作で一番良いのはこの曲ですね。
どちらもラップがそこまで上手いわけではないんですが、1-KYUのちょっと高めなガラガラ声と、S55の低めのガラガラ声は相性がいいのです。
そんな相性の良さと、本作の収録曲の中では一番トラックとラップがハマっていることもあり、この曲があるお陰で本作の底上げがなんとかできています。
コンピレーションアルバムの「COAST 2 COAST」に収録された曲であるだけはありますね。


全体としてみると、トラックはカッコいいものの、肝心の1-KYUのラップはまだちょっとソロ曲を出すのには早かったかも・・という印象です。
本作では良い評価はつけられないものの、N.C.B.Bメンバーの中ではコンスタントに作品をリリースしているようなので、そちらではもっと力量を発揮していることを期待しています。


↓M-3「COLD AS ICE feat. S55 a.k.a SPOCK」のPV。
www.youtube.com

Blackout / Hed PE

Blackout


曲目リスト


1. Suck It Up
2. Bury Me
3. Dangerous
4. Blackout
5. Get Away
6. Crazy Life
7. Half The Man
8. The Only One
9. Other Side
10. Flesh And Bone
11. Octopussy
12. Carnivale
13. Fallen
14. Revelations
15. Dracula


評価: ★★★★★★★☆☆☆


アメリカのPUNK ROCKバンド、Hed PEの3rdアルバム。
2003年3月18日発売。

Hed PEはアメリカのオレンジ郡ハンティストン・ビーチで1994年に結成されたグループ。
HIP HOPとMETAL、ROCKなどを融合した音楽が特徴的で、アメリカのストリートシーンから地道に活動を続けてきました。

そこまでヒットしたわけではなかったものの、2ndアルバムリリース後にはワールドツアーも行い、来日もしたようです。

その後に3rdアルバムである本作の制作に着手し、レコーディングが終了。しかしその直後に宗教上の問題でギターのCHADが脱退するというハプニングもありました。


では、内容に。


M-1Suck It Up」の焦らしに焦らしまくったイントロから、1分以上経ったところで開始する、ボーカルのJAREDの歌さばきからカッコよさを感じること必至。

M-2「Bury Me」はちょっと落ち着いた雰囲気のイントロから、一気に爆発力あるサビに持っていき、落ち着きをまたちょっと挟むやり方が中々インパクトがあります。


M-3「Dangerous」はバースでの色気のある歌声とサビでのデスボイスの棲み分けが面白いです。

表題曲のM-4「Blackout」は、前半の曲では一番聴きやすいかもしれませんね。
比較的歌が目立っており、デスボイスもちょっと控えめになっています。
曲の流れも一番分かりやすいかも。

M-5「Get Away」は序盤はクールな雰囲気ながらも、中盤と最後で曲名を叫ぶ流れが非常にアツイ。

M-6「Crazy Life」はROCKなサウンドの上で歌いこなす様がカッコいい内容。ラップもかなり丁寧に歌い込まれていて、聴きごたえがあります。

M-7「Half The Man」はシリアスな雰囲気が漂う序盤から、サビで一気に爆発し、またシリアスな雰囲気に戻るのを繰り返す一曲。ちょっと好みが分かれそうです。


M-8「The Only One」は中盤のラップがかなりカッコいい、HIP HOP好きでもカッコよさを感じること必至の一曲。楽器隊の爆発ぶりも凄まじいです。

M-9「Other Side」は、ここでやっと最初から最後まで落ち着いた雰囲気の楽曲が出てきた、という感じです。
全体的に心地よく聴け、まるで草原の真ん中にいるような感覚に陥る、神秘的な雰囲気です。
個人的には中盤のイチオシ曲です。
アルバム全体としてもいいアクセントになっています。

M-10「Flesh And Bone」からはまたまた激しい曲に戻ります。
様々な音が混ざった間奏の後の音展開が聴き所。


M-11「Octopussy」はまるでズンズン迫って来るような雰囲気のインスト。
M-12「Carnivale」は個人的には後半のイチオシ曲。
ラップが本作一のカッコよさで、一度聴いただけで印象に残ること間違いなし。


M-13「Fallen」は早口ラップが非常にスリリング。サビの爆発ぶりも相まってまるでジェットコースターのような一曲になっています。

M-14「Revelations」は語り口調の間に激しいサウンドを挟み、サビではいつものノリで声を張り上げるという構成が面白い。

M-15「Dracula」は日本版のみのボーナストラック。
早口な歌い回しと危機感を感じるようなサウンドの相性がバッチリな佳曲です。


基本的にはROCKやMETALのサウンドが基本ながらも、ラップが丁寧に歌い込まれている楽曲もあり、HIP HOPが好きな僕にも中々楽しめる楽曲がありました。
ただ、サビで盛り上がりを強調する!という楽曲が比較的多く、そこにアルバムとしては単調さを感じてしまうのも事実でしょうか。
M-9「Other Side」のような落ち着いた楽曲がもっとあれば評価は上がってました。


興味のある方はどうぞ。


↓M-4「Blackout」のPV。
www.youtube.com

It's A Show Time / ラッパ我リヤ

It's A Show Time




曲目リスト


1. It’s A Show Time
2. Here We Go
3. Fighting Rhyming feat. MINE神HOLD


評価: ★★★★★★☆☆☆☆


日本語ラップ界を代表するクルーの一つである走馬党の中心グループ、ラッパ我リヤの3rdシングル。
2001年4月18日発売。


90年代から活動するラップグループで、メジャーデビューする前からレーベルを設立するなど、日本語ラップ界での活躍の場を着々と広げていったグループですね。
レーベル設立以降、客演やコンピ出演などを重ね、2000年にはメジャーデビュー。
そのメジャーデビュー後に2ndアルバムをリリースし、本作をリリースしました。


では内容に。


収録曲は3曲ともパーティーチューンで、表題曲から想像できるようなクラブでもかけられる内容ながらも、硬派なラップを乗せたゴリゴリなチューンとなっております。


山田マンとQのフロウは安定感があり、怒濤のライミングの連続も熱があります。
トラックも序盤のスクラッチなんてすごくカッコいいですし、山田マンやQのラップとの相性は悪くありません。


ただ、ちょっと全体的に見ると物足りなさがあるのも事実ですね。

表題曲のM-1It’s A Show Time」はパヤパヤならすようなイントロから始まる掴みはバッチリなナンバー。ですが、正直本作で一番印象が薄いです。

随所に入れられるパフパフ音など面白いところはありますが、それはあくまでも部分的で、全体としてはちょっとインパクトが弱め。
Amazonレビューにも書いてありましたが、正直シングルで出すほどの曲ではないですね・・。


M-2「Here We Go」やM-3「Fighting Rhyming feat. MINE神HOLD」は、Hookが他のバースとは一線を画す構成になっており、少なくとも表題曲と比べると印象には残ります。

ただこの2曲も局所的にいいと思える箇所はあるものの、全体的に見るとちょっとインパクトに欠けます。


悪い内容では決してないですし、局所的に光るものがあるのも事実ですが、全体的にはもうちょっと聴きごたえが欲しかったですね。
本作の収録曲は全て3rdアルバムに収録されているため、今から聴きたい方はそちらの方をオススメします。
コンパクトに3曲だけ聴きたいなら本作もいいかもしれませんけどね。


↓本作の試聴

It's A Show Time

It's A Show Time

Here We Go

Here We Go

Fighting Rhyming

Fighting Rhyming

Rouse! / The Family Tree

Rouse!


曲目リスト


1. Make Way for the Family
2. Mellow
3. Together
4. Way of the World
5. People
6. Superfunk, Pt. 1
7. Superfunk, Pt. 2
8. Funky Operator
9. Buggin' Out
10. Here We Go
11. Rouse!
12. Where Does Your Heart Grow
13. Make Way For The Family (extended happy version)


評価: ★★★★★★★★☆☆


スウェーデン出身のバンド、The Family Treeの1stアルバム。
1996年11月21日発売。


The Family Treeはスウェーデンで結成され、ボーカル兼キーボードのAnders、ギターのJens、ラッパーのPatrick、バスのThobias、ドラムのJonasの5人からなるバンドです。

コンピレーションアルバムに楽曲提供後、しばらくしてから本作をリリースしました。


The Family Treeに関する情報は、わかる範囲だとこれくらいです。
国内版の椎葉ユウ氏による解説はThe Family Treeに関してはちょろっとしか触れないで文字数だけを稼いでいる状態の上、ネット上でも全くといっていいほど情報がありません。

CDリリースもこのアルバムしかないようですね。
CDを1、2枚リリースしてあっという間に消えてしまうミュージシャンは珍しくありませんが、彼らもその1グループなのでしょうか。


では、内容に。


バンドと聞くと真っ先に連想するジャンルが、METALやROCKですが、音源を聴く限り彼らの場合は、ジャンルというものにこだわっている感がありません。
サウンド的には全く方向は違えど、日本で例えるならORANGE RANGEのような姿勢に近いかもしれません。

とにかくスタイリッシュなPOPサウンドで、非常に聴きやすい楽曲が並んでいます。


音作りのセンスも確かなもので、Andersのボーカル、Patrickのラップ、他のメンバーのコーラスを最大限に引き出しつつ、音の存在感もしっかりとある内容になっています。

陽気なイントロから始まるM-1Make Way for the Family」がいいと思えたなら、もう素直に聴き進めて大丈夫です。
そんな楽しいノリが満載な楽曲が中心となって楽しい時間を提供してくれます。


パーティーノリな楽曲続きの中にも、M-4「Way of the World」、M-8「Funky Operator」、M-10「Here We Go」のような落ち着いたスロウな雰囲気の楽曲が収録されていて、いいアクセントになっています。(ちなみにM-4「Way of the World」~M-5「People」の流れは本作一番の聴きどころ!)


インパクトのある楽曲こそないものの、全体的に丁寧に作られた快作アルバムと言える1枚ですね。
本当にCDリリースが本作のみというのは残念です。
マイクを置いてしまったのでしょうか。


↓M-5「People」。
www.youtube.com
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