曲目リスト
1. ビバ★ロック
2. ベロシティー3000
3. ビバ★ロック ~ryukyudisco remix~
4. 渚のロコガール
5. ビバ★ロック ~japanese side~
評価: ★★★★★★★★☆☆
沖縄出身のバンド、ORANGE RANGEの3rdシングル。
2003年10月22日発売。
前作の「上海ハニー」が大ヒットを記録し、一気に大有名グループとなったORANGE RANGE。
それから3ヶ月後にリリースされた本作は、ORANGE RANGEにとって初のタイアップ付きシングルとなりました。
しかもそのタイアップ先が人気アニメ「NARUTO -NARUTO-」のエンディングテーマということで、音楽ファンのみならずアニメファンの中でも話題を呼ぶことになります。
本作も前作に引き続き、ゴールドディスクに認定され、ORANGE RANGEの勢いは留まることを知らず。
2003年にリリースされたのはCCCD版であり、2004年にコピーガードが掛かっていない状態で再発されています。
今から購入する方は是非再発版を。CCCDはCDより音が悪いですからね。
では内容に。
この頃はとにかく若さを生かした勢いで押し切るミクスチャーロックを披露していた彼ら。
本作でも基本的にそれは変わらず、この頃の彼らにしかできないであろう勢いのある楽曲を披露してくれます。
M-1「ビバ★ロック」は、勢いのある(しつこいか)ミクスチャーサウンドの上で3MCが非常に前向きで能天気な世界観を披露する楽曲で、聴いていると元気が湧いてくる感覚になりますね。
サビの爆発力も最高で、大ヒットしたのも頷けるキャッチーで中毒性のある1曲ですね。
3MCの余りにも元気すぎる詞は人によっては無責任な詞に思えてしまうかもしれませんが、なぜかこの頃の彼らがやると全然許容出来て、むしろ元気が湧いてくる1曲に仕上がるのですから不思議なものです。
作曲のNAOTOが3MCの生かし方をしっかり心得ているからこそできた芸当なのでしょうね。
当時まだ20歳そこらの彼らがこのような技術をもうこの頃から身につけていたのかと思うと本当に彼らは恐ろしいバンドです。
M-2「ベロシティー3000」は、インディーズ時代の楽曲「ベロシティー」のセルフリメイク楽曲です。
サウンドや3MCの個性が原曲より遥かにパワーアップしており、個人的にはこっちの方が全然好きです。
途中から変わる曲調も面白いですし、3MCのそれぞれのマイクの回し方もスリリングで聴いていてワクワクする1曲。
3分以内の短い楽曲ですが、聴きごたえが十分あります。
お馴染みRYUKYU DISCOのREMIXシリーズのM-3「ビバ★ロック ~ryukyudisco remix ~」、SILAS LEEのカバー曲のM-4「渚のロコガール」の2曲はちょっと肩くらしを食らった感が否めませんが(というかORANGE RANGEの楽曲のRYUKYU DISCOのREMIXは毎回良くも悪くもない出来なので余り期待してないんですけどね・・)、最後のM-5「ビバ★ロック ~japanese side~」はオリジナルに負けず劣らずの素晴らしい出来です。
ちなみにNARUTOのエンディングはこっちの方です。Wikiによるとこっちの方が先に出来ていたそうですね。
原曲とは曲の構成と詞が違っているのですが、こちらも十分な聴きごたえと爆発力があるアレンジで、第2のビバ★ロックと言って差し支えない1曲です。
本作のカップリングのM-2「ベロシティー3000」は1stアルバムにも収録されているので、M-1「ビバ★ロック」があまり好きではない方は買う必要はないと思います。
しかしM-5「ビバ★ロック ~japanese side~」はこのCDとNARUTOのサントラでしか聴けないので、少しでもM-1「ビバ★ロック」をいいな、と思った人は絶対に聴いてみてほしいですね。そういった意味でなら買っても絶対に損はない1枚だと思います。
M-1「ビバ★ロック」のLIVE映像。
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