りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

応援歌/風 / 湘南乃風

応援歌/風



曲目リスト



1. 応援歌 feat. MOOMIN

2. 風

3. Wild Speed ~山嵐 Remix~



評価:★★★★★★★☆☆☆



日本で知らない人はいないといってもいい立ち位置の男臭さ全開のグループ、湘南乃風の1stシングル。

2004年3月3日発売。



2003年にトイズファクトリーから1stアルバムをリリースしてメジャーデビューを果たした湘南乃風

その後もコンピレーションや客演の楽曲参加ででちょこちょこ顔を出し、リスナーへのアピールを事欠きませんでした。

そんな彼らが2004年の春にドロップしたのがこの1stシングル「応援歌/風」。



M-1応援歌 feat. MOOMIN」の有名っぷりを見ても、おそらくここから彼らを聴き始めたリスナーは多かったのではないでしょうか。(一番多いのは「純恋歌」からでしょうけど)



ちなみにジャケットは「クローズ」シリーズや「WORST」シリーズなどで有名な漫画家の高橋ヒロシ氏によるもの。

確かにお互いに不良ものを扱っていることが多いですし、結構イメージが合うタッグですよね。



さて、内容に。



M-1応援歌 feat. MOOMIN」は、かつて自分たちに対して応援してくれていた湘南の先輩に向けて作られた曲で、MOOMINがマイクゲストとして参加し、HOME Gがトラックを提供しています。

その頃、その先輩が少し落ち込んでいたので、「かつてその先輩が自分たちに言ってくれた言葉を言い返して曲にしよう」というのをコンセプトにして作られました。



優しい爽やかなトラックの上で湘南乃風のその先輩のエピソードを展開していく湘南乃風の4人と、Hookで先輩の言葉を引用して歌い上げるMOOMINの対比は非常に面白いですね。

込められたメッセージも無責任に思えなくもないものの、先輩と湘南乃風のエピソードを知った上で聴くと、感慨深いものがあります。



M-2「」は純和風な雰囲気を出した勢いのあるチューン。

所々でトラックの雰囲気が変わるのも面白く、遊び心と勢いの良さが相まっていい感じに聴いている側の気分を上げてくれます。

4人の爆発力も申し分ない、「」という曲名に恥じない1曲。



そして最後に1stアルバム「Real Riders」収録曲の「Wild Speed」のRemix。ロックバンドである山嵐が手掛けたロック調のRemixになっていますが・・うーん、勢いも申し分ないですし面白いっちゃ面白いですけど、ちょっと蛇足気味。

原曲はシンプルなトラックの上でMC陣が暴れまわるのが結構スカッとする1曲なんですけど、このRemixはトラックにも勢いがありすぎてちょっと・・悪くはないですけど原曲には勝てず。



恩がある先輩に対するメッセージソングという最初のシングルに相応しい、熱いトピックを持ってきて、楽曲も中々の出来。彼らの1stシングルとして良作と言える1枚ですね。

ただM-1応援歌 feat. MOOMIN」、M-2「」の2曲は2ndアルバムに収録されているので、その2曲が聴きたい人は2ndアルバムを購入することをおすすめします。

どうしても山嵐のRemixが聴きたいのなら無論マストですけどね。



M-1応援歌 feat. MOOMIN」のPV。

www.youtube.com



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LATEST & GREATEST HIP-HOP ANTHEMS / V.A.

Latest & Greatest Hip

曲目リスト



Disc 1

1. A Milli / LIL WAYNE

2. Aston Martin Music / RICK ROSS feat. DRAKE, CHRISETTE MICHELE

3. How We Do / THE GAME

4. I Wanna Love You / AKON feat. SNOOP DOGG/p>

5. Make Me Better / FABOLOUS feat. NE-YO

6. Money In The Bank / SWIZZ BEATZ

7. Stand Up / LUDACRIS feat. SHAWNNA

8. Put Your Hands Where My Eyes Could See / BUSTA RHYMES

9. Tambourine / EVE

10. Ride Wit Me / NELLY feat. CITY SPUD

11. Crank That / SOULJA BOY

12. Ridin' / CHAMILLIONAIRE feat. KRAYZIE BONE

13. Pump It Up / JOE BUDDEN

14. Boom Boom Pow / THE BLACK EYED PEAS

15. On Fire / LLOYD BANKS

16. We Gonna Make It / JADAKISS feat. STYLES OF THE LOX

17. Into You / FABOLOUS feat. TAMIA

18. Like Glue / SEAN PAUL

19. Oh Yeah / FOXY BROWN

20. Hip Hop Is Dead / NAS feat. WILL.I.AM



Disc 2

1. Lean Back / TERROR SQUAD

2. Locked Up / AKON

3. Dreams / THE GAME

4. X Gon' Give It To Ya / DMX

5. Hey Ma / CAM'RON feat. JUELS SANTANA, FREEKEY ZEEKEY, TOYA

6. Flipside / FREEWAY feat. PEEDI CRAKK

7. Da Rockwilder / METHOD MAN & REDMAN

8. Let's Get Dirty (I Can't Get In Da Club) / REDMAN feat. DJ KOOL

9. You Can Do It / ICE CUBE feat. MACK 10, MS.TOI

10. Livin' It Up / JA RULE feat. CASE

11. Can't Let You Go / FABOLOUS

12. If I Could Go! / ANGIE MARTINEZ feat. LIL'MO, SACARIO

13. Get It On Tonite / MONTELL JORDAN

14. Return Of The Mack / MARK MORRISON

15. I / DONAE'O

16. They Don't Know / SO SOLID CREW feat. ASHER D, MEGAMIN, G-MAN

17. All Over / LISA MAFIA

18. Mash Out / WILL.I.AM feat. MC LYTE, FERGIE

19. So For To Go / J DILLA feat. COMMON, D'ANGELO

20. Gettin Up / Q-TIP



Disc 3

1. Full Clip / GANG STARR

2. Slam / ONYX

3. O.P.P / NAUGHTY BY NATURE

4. I Got 5 On It / LINIZ

5. Regulate / WARREN G feat. NATE DOGG

6. I Wish / SKEE-LO

7. Love / J DILLA feat. PHAROAHE MONCH

8. Take It / WILL.I.AM feat. KRS-ONE

9. For Da Love Of Da Game (Rmx) / DJ JAZZY JEFF feat. RAHEEM, V, ERRO

10. Paid In Full / ERIC B. & RAKIM

11. Mama Said Knock You Out / LL COOL J.

12. Children's Story / SLICK RICK

13. (You Gotta) Fight For Your Right (To Party) / THE BEASTIE BOYZ

14. The Message / GRANDMASTER FLASH & FURIOUS 5

15. Rapper's Delight / THE SUGARHILL GANG

16. Rump Shaker / WRECKX-N-EFFECT

17. U Can't Touch This / M.C. HAMMER

18. Push It / SALT-N-PEPA

19. That's The Joint / FUNKY 4 PLUS 1

20. White Lines (Don't Do It) / GRANDMASTER FLASH & MELLE MEL



評価: ★★★★★★★★★☆



80年代から2000年代までのHIP HOPのヒット曲を集めたコンピレーションアルバム。

2014年10月6日発売。



「何がHIP HOPなんだ」、「REAL HIP HOPってなんだ」というのは、HIP HOP好きの間でいつの時代になっても答えが出ない問い、の代表格です。

「日本にHIP HOPはない」という人もいれば、「2000年代以降のHIP HOPはHIP HOPじゃない」という人もいますし、「なんでもありがHIP HOP」という人もいます。

要するに、HIP HOPというのは聴く人やその時の時代で定義などが違ってきてしまう音楽で、誰もが納得できるガイドラインや、グローバルスタンダードというものがない音楽なんですよね。

だからこそ、巷にあふれるHIP HOPミュージシャンたちは、いつの時代も先人たちの音を聴きながら自分の中で作ったHIP HOP像に沿って、自分たちなりのHIP HOPと呼べるような音楽を作り続けていくわけです。

そのためHIP HOPというのは、洋邦問わず色んな人の音源を聴いていけば聴いていくほど、何がHIP HOPか分からなくなっていくという実に不思議な側面を持っている音楽。

だからこそ、その魅力に取りつかれるとどんどんハマっていくことになるんですけどね。



そしてこの作品は、そんなHIP HOPの魅力に取りつかれたミュージシャンたちが、作り上げた「自分たちなりのHIP HOP」の中で、ヒットした曲が詰まった1枚、というわけです。

全60曲で3枚組ですが、値段は1200円と格安で、1曲20円。itunesや着メロの値段からすると破格の安さです。



さて、内容に。



上にも書いたように20曲入りのCDが3枚組、全60曲とお腹いっぱいになりすぎるボリュームの本作。

Disc 1、Disc 2は主に2000年代、Disc 3は主に80、90年代の楽曲が詰まっています。

それぞれの選曲については、「なんであの曲入ってないの」「なんでこの曲入っていないの」という思いはたぶん誰もが思うのではないでしょうか。

個人的には、50 CENTEMINEMが1曲もなく、G-UNIT辺りがLLOYD BANKSの1曲だけだったり、WU-TANGも1曲も無いというのは本当に意外です。

THE GAMEは2曲も入ってるんですけどね・・・。

「HIP HOP ANTHEMS」と銘を打つなら、2000年代に50 CENTEMINEM辺り、90年代にWU-TANGやNAS2PAC、BIG L辺りが入っていればもうちょっと説得力あった気がするんですが。

ちょっと片手落ち感が否めない選曲です。



とりあえずこうやって2000年代や80、90年代のHIP HOP楽曲を聴くと、やっぱりHIP HOPが先人たちによっていかに変遷しながら今日まで続いてきたカルチャーなのかがよくわかります。



80~90年代は先人たちの曲をサンプリングしたブレイクビーツの上にラップを乗せるシンプルな作り方が主ですが、2000年代はそういった主な作り方という言い方ができないほどバラエティーに富んでいます。

2000年代に入って著作権の取り決めが厳しくなり、サンプリングが以前ほど安易にできなくなった状況に、様々なトラックメイカーが自分なりの打開策を生み出していったわけですけど、それぞれの打開策にも個性が出てくるのが面白いですね。



しかしながら、それぞれの個性が強い分、計60曲もあるのでどうしても何曲かは高評価が付けられない曲が出てくるのも事実。

個人的にお勧め順はDisc 3、Disc 2、Disc 1の順。

上の方で2000年代はバラエティに富んでいてそれぞれが個性を出しているのが面白いと書きましたが、それゆえに80年代や90年代などと比べてラップとトラックの相性に疑問符がついてしまうものが多いです。(とは言ってもいい曲は本当にいいのも事実ですけどね!)

それに多分HIP HOP好きなら知ってる音源が多めなので、やはりあくまでビギナー向けの粋は出ていません。

これからHIP HOPを聴いてみようという人には是非ともお勧めしますが、生粋のHIP HOPファンの人にはちょっと物足りないでしょう。(というかそんなHIP HOPオタクだったらこんないかにも初心者向けなコンピレーションに手を出さないでしょうが)



でもこれからHIP HOPを聴いてみようという人には非常にお得感がありますし、良曲がたくさん詰まった作品であるのは間違いありません。

このCDから入って、興味のあるミュージシャンに手を伸ばしてもらえたら幸いです。



↓Disc 1のM-15「On Fire」のPV。

www.youtube.com

↓Disc 2のM-11「Can't Let You Go」のPV。

www.youtube.com

↓Disc 3のM-11「Mama Said Knock You Out」のPV。

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ビバ★ロック / ORANGE RANGE

ビバ★ロック



曲目リスト



1. ビバ★ロック

2. ベロシティー3000

3. ビバ★ロック ~ryukyudisco remix~

4. 渚のロコガール

5. ビバ★ロック ~japanese side~



評価: ★★★★★★★★☆☆



沖縄出身のバンド、ORANGE RANGEの3rdシングル。

2003年10月22日発売。



前作の「上海ハニー」が大ヒットを記録し、一気に大有名グループとなったORANGE RANGE

それから3ヶ月後にリリースされた本作は、ORANGE RANGEにとって初のタイアップ付きシングルとなりました。

しかもそのタイアップ先が人気アニメ「NARUTO -NARUTO-」のエンディングテーマということで、音楽ファンのみならずアニメファンの中でも話題を呼ぶことになります。

本作も前作に引き続き、ゴールドディスクに認定され、ORANGE RANGEの勢いは留まることを知らず。

2003年にリリースされたのはCCCD版であり、2004年にコピーガードが掛かっていない状態で再発されています。

今から購入する方は是非再発版を。CCCDはCDより音が悪いですからね。



では内容に。



この頃はとにかく若さを生かした勢いで押し切るミクスチャーロックを披露していた彼ら。

本作でも基本的にそれは変わらず、この頃の彼らにしかできないであろう勢いのある楽曲を披露してくれます。



M-1ビバ★ロック」は、勢いのある(しつこいか)ミクスチャーサウンドの上で3MCが非常に前向きで能天気な世界観を披露する楽曲で、聴いていると元気が湧いてくる感覚になりますね。

サビの爆発力も最高で、大ヒットしたのも頷けるキャッチーで中毒性のある1曲ですね。

3MCの余りにも元気すぎる詞は人によっては無責任な詞に思えてしまうかもしれませんが、なぜかこの頃の彼らがやると全然許容出来て、むしろ元気が湧いてくる1曲に仕上がるのですから不思議なものです。

作曲のNAOTOが3MCの生かし方をしっかり心得ているからこそできた芸当なのでしょうね。

当時まだ20歳そこらの彼らがこのような技術をもうこの頃から身につけていたのかと思うと本当に彼らは恐ろしいバンドです。



M-2「ベロシティー3000」は、インディーズ時代の楽曲「ベロシティー」のセルフリメイク楽曲です。

サウンドや3MCの個性が原曲より遥かにパワーアップしており、個人的にはこっちの方が全然好きです。

途中から変わる曲調も面白いですし、3MCのそれぞれのマイクの回し方もスリリングで聴いていてワクワクする1曲。

3分以内の短い楽曲ですが、聴きごたえが十分あります。



お馴染みRYUKYU DISCOのREMIXシリーズのM-3「ビバ★ロック ~ryukyudisco remix ~」、SILAS LEEのカバー曲のM-4「渚のロコガール」の2曲はちょっと肩くらしを食らった感が否めませんが(というかORANGE RANGEの楽曲のRYUKYU DISCOのREMIXは毎回良くも悪くもない出来なので余り期待してないんですけどね・・)、最後のM-5「ビバ★ロック ~japanese side~」はオリジナルに負けず劣らずの素晴らしい出来です。

ちなみにNARUTOのエンディングはこっちの方です。Wikiによるとこっちの方が先に出来ていたそうですね。

原曲とは曲の構成と詞が違っているのですが、こちらも十分な聴きごたえと爆発力があるアレンジで、第2のビバ★ロックと言って差し支えない1曲です。



本作のカップリングのM-2「ベロシティー3000」は1stアルバムにも収録されているので、M-1ビバ★ロック」があまり好きではない方は買う必要はないと思います。

しかしM-5「ビバ★ロック ~japanese side~」はこのCDとNARUTOのサントラでしか聴けないので、少しでもM-1ビバ★ロック」をいいな、と思った人は絶対に聴いてみてほしいですね。そういった意味でなら買っても絶対に損はない1枚だと思います。



M-1ビバ★ロック」のLIVE映像。

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★NSYNC / ★NSYNC

イン・シンクーUSヴァージョン・プラス



曲目リスト



1. TEARIN' UP MY HEART (ORIGINAL VERSION)

2. I JUST WANNA BE WITH YOU

3. HERE WE GO (RADIO CUT)

4. FOR THE GIRL WHO HAS EVERYTHING (CLUB MIX)

5. (GOD MUST HAVE SPENT) A LITTLE MORE TIME ON YOU (REMIX)

6. YOU GOT IT

7. I NEED LOVE

8. I WANT YOU BACK (RADIO EDIT)

9. EVERYTHING I OWN

10. I DRIVE MYSELF CRAZY

11. CRAZY FOR YOU

12. SAILING

13. GIDDY UP

14. SAILING (LIVE VERSION)

15. MORE THAN A FEELING

16. SUNDREAMS

17. TEARIN' UP MY HEART (PHAT DUB)

18. I WANT YOU BACK (BACK BEAT RADIO EDIT)



評価: ★★★★★★★★☆☆



アメリカのアイドルPOPグループ、★NSYNCの1stアルバム。

1997年5月26日発売。ちなみに今回紹介する本作は1999年にリリースされた国内版。



NSYNCはLANCE、JOEY、JUSTIN、CHIRIS、JCの5人で結成されたアイドルグループで、当時一世を風靡していたアイドルグループ、BackStreetBoysの弟分と言う立ち位置でした。

そのせいか話題性は十分で、ドイツではデビューシングルである「I WANT YOU BACK」(M-8)、「TEARIN' UP MY HEART」(M-1)が1週間で600回もラジオでオンエアされるという現象まで起こりました。

そして本国アメリカでこの作品をリリースし、さらに一気にスターダムにのし上がります。



全米で600万枚以上というセールスを叩き出し、シングル3曲もトップ10ヒットを達成。ライブツアーは計200万人以上を動員。というとんでもない記録を打ち立てたのです。



世界的に見るとそこまでものすごいヒットをしたわけではないのですけど、アメリカに関しては毎日のように様々な場所でLIVEを重ねてプロップスを得ていったようなので、その成果が非常にいい状態で実った、のでしょうね。最もこの次のアルバムでさらに彼らはとんでもないスポットライトを浴びることになるのですが。



さて、内容に。



良くも悪くもいかにもPOPアイドルというサウンドで、非常に聴きやすい曲が詰まった1枚です。

こういうアイドルの宿命なのか、対訳を見ると恋愛ソング率が非常に高いです。

英語なのでまだ全然気にしないで聴けますけど、このアルバムの内容でもし日本語で最初から最後まで歌われたら胸やけがしそうですね。



彼らの爽やかな声と基本に忠実なPOPなサウンドとの相性は中々良く、丁寧に作られた作品という言い方がとてもしっくりきます。

一番その中で彼ららしさと音楽的魅力を同居できていると感じるのはM-3「HERE WE GO (RADIO CUT)」でしょうか。

つい首を振りたくなる様なサウンドと、その上を駆け抜けるような彼らの声がいい感じに化学反応を見せている、前半のハイライトと言ってもいい楽曲ですね。

勿論大ヒットしたM-1TEARIN' UP MY HEART (ORIGINAL VERSION)」も面白い楽曲ですが、こちらの方に分がありますね。



中盤のハイライトはデビューシングル楽曲のM-8「I WANT YOU BACK (RADIO EDIT)」。

キャッチーなHookと間奏のズンズン来るリズムが非常に楽しめる1曲で、大ヒットしたのも頷けます。

ちなみにボーナストラックのM-18「I WANT YOU BACK (BACK BEAT RADIO EDIT)」も比較的はずれが多い洋楽の国内版のボーナストラックにしては珍しく、しっかりと楽しめる内容になっていますよ。(ですので是非今から買うなら国内版を!)



後半のハイライトはM-11「CRAZY FOR YOU」。ディスコでも掛けられそうなダンスチューンで、このアルバムの収録曲の中でも一番カッコいい曲です。

個人的にはもうちょっとこういう路線も入れてほしかったですね。

この作品はバラードの率も結構あるんですけど、バラードの方は正直「悪くはないけどよくあるバラードのような・・」という感じです。

2ndアルバムはまだ聴いていないので、近いうちに聴きたいです。



後はボーナストラックのM-16「SUNDREAMS」は外せないですね。

このアルバムの中で一番サウンドが聴きごたえがあって面白いです。

国内版限定のボーナストラックなので、是非チェックしていただきたいですね。



なんとなく手に取ったアーティストでしたが、中々なPOPサウンドを提供してくれる、最後まで飽きさせないで聴かせてくれる作品でしたね。

興味のある方は是非聴いてみてほしい作品です。



↓M-8「I WANT YOU BACK」のPV。

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GIP'ROCK / GIPPER

GIP’ROCK



曲目リスト



1. BRAND NEW...

2. TIME IS MONEY feat. NEECH, MASCOTT BOY, U-Lala

3. Ultimate Party feat. U-Lala

4. 1 NIGHT STAND feat. BIG RON (SINGLE VERSION)

5. HOLIDAY feat. MASAYA WADA (SINGLE VERSION)

6. Fm Channel How To Game -SKIT- feat. DJ FILLMORE

7. Till Down (Natural High Remix) feat. JUN

8. AH!Yeah! feat. YOZE, TICKY "D" TAC

9. MIDNIGHT SPECIAL feat. U-Lala

10. Too Much Young For Me

11. Carnival -SKIT- feat. SLIM YO-D, Dr. KORE

12. BAD DAY feat. HYENA, TRIPPEN

13. Stay By My Side feat. JUN, DESTINO

14. Bounce Boogie Bounce (DJ Ryuuki Remix)

15. Outro



評価: ★★★★★★★★★☆



今はグループとしては活動休止中のNORAのメンバーである川崎出身のラッパー、GIPPERの1stアルバム。

2004年12月22日発売。



2000年に結成され、LIVEを重ねながら知名度を広げていったNORA。2003年に1stアルバムをリリースし、全国シーンに顔を出しました。

その後もコンピレーションアルバム「PLATINUM ROUTE」を企画して全国のローライダー系のミュージシャンをフックアップしたり、アルバムやシングルをコンスタントにリリースするなどして着実にシーンに定着していきました。



そしてそんなNORAのメンバーの中でも一際目立った活動をしていたのがこの「NORAの一番鬼ことG.I.P」ことGIPPERです。

その舐めまわすような強烈なフロウとユニークなリリックがNORA CREWの中でも異彩を放っていて、featやコンピレーションアルバムなどでも精力的に活動し、あっという間にGIPPERという名前を全土に広げました。

特にBENNIE Kとの恋愛チューンシリーズはかなり有名で、ラップを余り聴かない一般層にもアピールすることに成功しましたね。

そんな彼がソロ作品をリリースしたのは2004年の11月。この1stアルバムの先行シングルとして「1 NIGHT STAND feat. BIG RON」(M-4)をリリース。

その1ヶ月後にこの1stフルアルバムをリリースし、メンバーの中で一番早いソロデビューを飾りました。

ちなみに上の曲目リストで書いてある通りこのアルバムに収録されている先行シングル曲のM-4「1 NIGHT STAND feat. BIG RON」とM-5「HOLIDAY feat. MASAYA WADA」はシングルと同じバージョンであり、シングル「1 NIGHT STAND feat. BIG RON」には他に収録されているのはこの2曲のインストのみなので、インストが欲しい人以外は無理に買う必要はないと思います。



さて、内容に。



上にも書いたようにGIPPERのラップの特徴はトラックを舐め回すような強烈なフロウとユニークなリリック。このアルバムでもそれは健在で、リスナーの期待に応えきった、まさに彼にしか作れない作品となっています。

客演が多め(とはいってもほとんどh.g.pやNORAの他のメンバーなどの身内ですけど)ですが、あくまで客演陣は脇役でGIPPERの存在感が一番強烈なのも流石です。

ラップスタイルは巷でも言われていたように正に日本版SNOOP DOGGと呼ぶにふさわしいですが、多くの客演の中でがっちりと存在感を出して曲を自分のものにしてしまうのは日本版Lil Jonともいえるかもしれません。

客演もやはり仲間のデビューアルバムということで気合いが入っています。

特にM-2「TIME IS MONEY feat. NEECH, MASCOTT BOY, U-Lala」、M-8「AH!Yeah! feat. YOZE, TICKY"D" TAC」、M-12「BAD DAY feat. HYENA, TRIPPEN」などと言ったマイクリレーものではGIPPER含めて全員がユニークなバースを提供してくれ、誰一人として無駄がありません。

M-2「TIME IS MONEY feat. NEECH, YOZE, MASCOTT BOY, U-Lala」の3バース目のGIPPERからMASCOTT BOYにマイクパスをする瞬間なんて感動的ですらあります。

よく考えればNORAのメンバーのソロアルバムにMASCOTTが参加したのはこれが最初で最後。何故かMASCOTTってNORAを抜けた後まるで最初からいなかったような扱いになっているんですよね。同じく脱退組であるJUNやAK the Bandeeなんかはそこまでではないのに。

MASCOTT BOYのラップは好きなんですけどね。

すみません。話がそれました。

後は客演とGIPPER双方が特に生き生きしているのはM-3「Ultimate Party feat. U-Lala」。曲のトピック自体はよくあるパーティーチューンですけど、GIPPERならではのユニークなリリックやU-Lalaとのいい感じの絡みで何度も聴きたくなる中毒性の高い1曲に仕上がっています。

客演なしの曲も勿論いいですが、一際光るのはM-10「Too Much Young For Me」ですね。これはちょっとスケベな曲なんですけど、扱っているトピックが非常に面白く、こんな曲この人にしか作れないよ、と実感してしまいます。

他にもTaishi Fukuyama氏が手掛けたM-7「Till Down ~Natural High Remix~ feat. JUN」やDJ RYUUKIが手掛けたM-14「Bounce Boogie Bounce (DJ Ryuuki Remix)」などといった過去音源のREMIX、DJ FILLMOREがGIPPERが参加したNORAの過去音源を巧みにMIXしていくM-6「Fm Channel How To Game feat. DJ FILLMORE」、FUEKISS!!のトラックの上でSLIM YO-DとDr. KOREがユーモアあふれる掛け合いを見せるM-11「Carnival -SKIT- feat. SLIM YO-D, Dr. KORE」、非常に遊び心あふれるM-15「Outro」などといったSKIT的な存在やREMIXも他のGIPPERの楽曲に何ら負けていない出来で、バランス感覚も最高です。

FUEKISS!!とTaishi Fukuyama氏のスタイリッシュで高品質なトラック、気合の入ったバースを用意した客演陣、原曲に何ら負けないREMIXをしてくれたリミキサー陣、そしてしっかりとその中で全てをまとめ上げる主役のGIPPERのラップ。

NORA CREWの中でもダントツの客演数と知っているリスナーの多さは伊達ではない。それがこれでもかというくらいに伝わる作品です。

是非見かけたら購入して聴いていただきたいです。

↓M-4「1 NIGHT STAND feat. BIG RON (SINGLE VERSION)」のPV。一応言っておきますが、詞の内容がとてつもなくエロエロなので、お子さんがいる部屋でヘッドホンやイヤホンの類をしないで聴かないでください。

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100% REGGAE / V.A.

100% Reggae

曲目リスト



1. LOVERMAN / SHABBA RANKS feat. Chevelle Franklin

2. IT KEEPS RAININ' (Tears From My Eyes) / BITTY McLEAN

3. SWEAT (A LA LA LA LA LONG) / INNER CIRCLE

4. CLOSE TO YOU / MAXI PRIEST

5. DON'T ROCK THE BOAT / BOB MARLEY

6. LOVE YOU LIKE CRAZY / CHAKA DEMUS & PLIERS

7. JAMAICAN IN NEW YORK / SHINEHEAD

8. SHOUT (IT OUT) / LOUCHIE LOU & MICHIE ONE

9. ALL THAT SHE WANTS / ACE OF BASE

10. INFORMER / SNOW

11. GET UP, STAND UP / RETER TOSH

12. HOW LONG / YAZZ & ASWAD

13. SILLY GAMES / LINDY LAYTON

14. CUPID / JOHNNY NASH

15. UPDOWN TOP RANKING / ALI & FRAZIER

16. PASS IT ON / BITTY McLEAN

17. YOUNG GIFTED AND BLACK / BOB & MARCIA

18. ON A RAGGA TIP / SL2

19. LIVING ON THE FRONTLINE / EDDY GRANT

20. CAN U READ MY MIND? / LT.STITCHIE

21. DANCEHALL MOOD / ASWAD

22. JUST DON'T WANT TO BE LONELY / FREDDIE McGREGOR



評価: ★★★★★★★★★☆



90年代初頭のREGGAEのヒット曲を集めたコンピレーションアルバム。

1993年11月1日発売。



90年代になるとMr. ChildrenやB'zなどといった人気グループが前面に出てきたこともあり、80年代や70年代と比べると余り洋楽がプッシュされることが無くなってきました。

それでもM.C. Hammerなんかはブームになりましたけど。

そんなときのREGGAEヒット曲を22曲も収録したお腹いっぱいな作品です。

BOB MARLEYやSL2、MAXI PRIESTなどといったREGGAEをあまり知らない方でも知っているであろう名前がズラリ。



さて、内容に。



全22曲70分以上というCDに入れられる容量ギリギリまで曲が収録された本作。

当時の洋楽ファンにとってはたまらない一枚でしょうね。



タイトルからして思い切りREGGAEを前面に出したコンピレーションアルバムという雰囲気があるので、「ゴリゴリな楽曲ばかりなんじゃないか」という先入観を持ってしまうかもしれません。

しかしながらヒット曲を集めた作品と言うだけあってそこまでゴリゴリな曲はなく、老若男女問わず誰でも抵抗なく入れるようなすごく聴きやすい楽曲が揃っています。

Hookを歌うような曲が大半なので、晴れた日の外出にも大活躍しそうです。

曲の流れも素晴らしく、M-1LOVERMAN」でしっとりとしたナンバーを聴かせてからM-2「IT KEEPS RAININ' (Tears From My Eyes)」からの陽気な雰囲気の楽曲に持っていく流れは掴みがバッチリですね。22曲目まで聴くのが早速楽しみになってしまいます。

勿論そんな期待を裏切らない、どの曲も色んな人のお気に入りに追加されそうな良曲ぞろいですので、22曲目までしっかりと楽しめますよ。



中でも良かったのは序盤の方ではMAXI PRIESTのM-4「CLOSE TO YOU」とSHINEHEADのM-7「JAMAICAN IN NEW YORK」。2曲ともシリアスな雰囲気のトラックと歌が見事にマッチしている1曲で、アルバム全体通してみても飛びぬけた良曲です。



中盤の方では、SNOWのM-10「INFORMER」。SNOW自身が殺人容疑で投獄された過去を元にして作ったという凄まじい経歴を持つ楽曲で、ノリノリなパーティーチューンなのですが、「こんなリリックで盛り上がっていいのかなあ」なんて複雑な思いも抱いてしまいますね。

そしてYAZZ & ASWADのM-12「HOW LONG」。この曲は皆さんどこかで聴いたことあるのではないでしょうか。聴いたら「あ!聴いたことある!」となると思います。

二人の歌声の絡みが絶妙な化学反応を起こしたこの上ない素敵な楽曲です。

後はLINDY LAYTONのM-13「SILLY GAMES」。とにかくLINDYの歌唱力が高く、ソウルな面もありますね。ソウルが好きな人にもお勧めできるかも。



後半の曲ではALI & FRAZIERのM-15「UPTOWN TOP RANKING」。2人の絡みが硬派なのに楽し気なサウンドの上で映えています。

そしてSL2のM-18「ON A RAGGA TIP」とASWADのM-21「DANCEHALL MOOD」。この2曲はアルバムでは一番フロア向けかもしれません。2曲とも緩さと盛り上がりが同居したような不思議な楽曲です。是非とも一回は体験していただきたいですね。



22曲というお腹いっぱいの作品でここまで様々な味で楽しませてくれるアルバムも久々に聴きました。

老若男女、幅広い人たちに楽しんでもらえる1枚なのでREGGAEが嫌いな人も、好きな人も、興味がある人も皆に聴いてほしい作品です。

是非聴いてみてください。



↓M-4「CLOSE TO YOU」のPV。

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湘南乃風 ~Real Riders~ / 湘南乃風

湘南乃風~Real Riders~



曲目リスト



1. Intro

2. Wild Speed

3. Real Or Fake

4. Real Riders

5. N.O.S -New Old Stock- feat. NG HEAD

6. Another World feat. RYO the SKYWALKER

7. How We Get Down feat. BOOGIE MAN, VADER

8. 次へ

9. 行かねば feat. TRUTHFUL

10. Ride On Beat

11. 誇り高き戦士 ~Pride in the ring~

12. We Got A Power feat. PRIMAL, ARK

13. CRY feat. MINMI

14. Under The Moonlight ~at the Bord walk~

15. CLASSIC

16. KRAZY MIX mixed by BK



評価: ★★★★★★★★☆☆



日本で知らない人はいないといってもいい立ち位置の男臭さ全開のグループ、湘南乃風の1stアルバム。

2003年7月30日発売。



湘南乃風RED RICE、若旦那、SHOCK EYEHAN-KUN、DJ GOKIの5人で結成されたグループで、ライブ活動を行いながら2001年にインディーズレーベル「134LABEL」を立ち上げ、インディーズテープ「湘南の風」をリリース。このテープの名前をとってグループ名が「湘南乃風」になったのです。

その後も定期的にインディーズテープをリリースしていき、DJ GOKIがジャマイカに修行に行くためにグループを抜けてしまったものの、着実に知名度を上げていきました。

2003年にとうとうトイズファクトリーから本作でメジャーデビューを果たします。

ここまでの道のりはM-6「Another World」で参加しているRYO the SKYWALKERのサポートが大きかったらしく、ネットでインタビュー記事も見つけました。

Online Riddim Ryo & Syounannokaze

客演陣は見ての通りBOOGIE MANやNG HEADなど日本のREGGAE方面の方たちの名前が並んでいます。

同じ地方繋がりでMSCのPRIMALの名前もありますね。確か若旦那とRED RICEMSCの楽曲で客演として参加している曲があったはずなんですけど、今でも交流あるんでしょうか。



さて、内容に。



純恋歌」や「睡蓮花」の大ヒット以降、REGGAEファンやアーティストからは冷ややかな視線を浴びるようになった湘南乃風ですが、この頃が一番ジャマイカのREGGAEを意識していたといっていい頃で、REGGAEファンでも普通に聴けるのでは、と感じる一枚ですね。

湘南乃風アンチでもこの辺りの音源は普通に好きと言う人もいるのではないでしょうか?



アルバム間での同トラックの使いまわしも面白いですし(REGGAEやHIP HOPでは当たり前にやっていることですけど)、4人の声の乗せ方も粗削りながら勢いがあります。

ガラガラした声を荒い歌い方で存在感を見せるRED RICEと若旦那。低音の声で貫禄を見せるSHOCK EYE湘南乃風の中でピカ一の実力を見せつけるHAN-KUNと、皆それぞれ自分のスタイルを生かしていますね。

メンバー全員集合曲のM-2「Wild Speed」、M-4「Real Riders」、M-15「CLASSIC」の3曲は全てお勧めできる出来栄えで、この頃から彼らの音楽的な部分は伊達では無かったのだなと実感してしまいます。

M-2「Wild Speed」はもろに暴走族もので、緊迫感のあるトラックの上で4人が猛々しくマイクを回す様が非常にパワーを感じさせる一曲です。M-1Intro」から聴くとすごくスカッとする気分になることも付け加えておきましょう。

M-4「Real Riders」は陽気なトラックの上で4人がご機嫌にマイクを回していく男臭さ全開シット。4人全員が素晴らしい仕事ぶりですが、やはり飛びぬけているのはHAN-KUNですかな。でも本当に表題曲であるだけあって気合が入っていて聴きごたえ抜群ですよこれは。

M-15「CLASSIC」・・・これは新生活が始まるであろう今の季節に皆に聴いてほしい楽曲で、何も言うことはありません。聴く機会があったら絶対に聴いてみてほしいです。湘南乃風の魅力と言えば熱いメッセージ性もその中にあると思いますけど、この曲もそんな魅力が詰め込まれた一曲ですよ。



後はメンバー同士のデュエット曲やソロ曲で、メンバーのデュエットが聴けるアルバムは本作だけなので、是非余すところなくチェックしてもらいたいですね。

特にずば抜けているのはHAN-KUNSHOCK EYEの2人。

この2人が荒々しい掛け合いを見せるM-3「Real Or Fake」なんて問答無用にかっこいいという声が出る仕上がり。M-6「Another World feat. RYO the SKYWALKER」もHAN-KUNの滑らかな歌声とRYO the SKYWALKERのラップが素敵な化学反応を生み出した楽曲に仕上がっています。無理だろうけどまたこの2人で曲作ってほしいなぁ~・・・。

M-9「行かねば feat. TRUTHFUL」もSHOCK EYEの渋いラップとTRUTHFULの歌が何とも言えない雰囲気を出していますし、HAN-KUNのソロ曲、M-14「Under The Moonlight ~at the Bord walk~」も激し目な曲が続いた中で良い中和剤となる曲で、勿論曲単位でもお勧めできます。



後はRED RICEとNG HEADが気だるい雰囲気で掛け合いを披露するM-5「N.O.S -New Old Stock- feat. NG HEAD」も外せないですね。

NG HEADのラップが何とも癖になります。



アルバム全体を通してみると今の湘南乃風とはちょっと雰囲気が違うので「純恋歌」などから入ったファンなどはちょっと違和感を感じるかもしれませんね。

しかしREGGAEファンの人でもREGGAEを聴いたことが無い人でも楽しめる内容なので、湘南乃風が嫌いな人でも是非一度は聴いてみてほしい作品です。

勿論最近ファンになった人なら必聴ですよ。



↓M-4「Real Riders」のPV。

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