りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

愛しい人へ / ET-KING

愛しい人へ


曲目リスト


1. 愛しい人へ
2. NANIWA
3. 愛しい人へ (Instrumental)
4. NANIWA (Instrumental)


評価: ★★★★★★★★★☆


大阪のラップグループ、ET-KINGの3rdシングル。
2007年2月14日発売。


2006年にユニバーサルミュージックからメジャーデビューを果たし、コンスタントにシングルをリリースしていったET-KING。
前作となる2ndシングル「Beautiful
Life」で圏外からチャート200位以内まで入り込んだものの、全国的に知名度はまだまだな状態でした。


そんな彼らが一気に知名度を全国的に広めたのがこの3rdシングル「愛しい人へ」のヒットです。
デジタル・ダウンロードは100万件を突破し、メディアにも度々取り上げられました。

恋愛ソング関連のコンピやDJ KAORIのMIXアルバムにも収録されたりしているので、ET-KINGといえば真っ先にこの曲を連想する方も多いのでは。


さて、内容に。


M-1愛しい人へ」はこれ以上になくストレートな言葉で表現した恋愛ソング。

MC5人が様々な方向性から表現しているので散漫な印象を受けなくもないものの、それをしっかり纏めあげているのはNAOKI-Tのトラックプロデュースの賜物。
NAOKI-Tの親しみやすいトラックとET-KINGのMCの相性はとても良いんですが、もうこの頃から相性の良さは発揮されていたんですね。

どのMCも違った魅力はありますが個人的には最後のいときんのバースが一番好きです。
熱いリリックとトラックへの不器用なラップの乗せ方は心を打つものがあります。


そしてカップリングはM-2「NANIWA」なのですが、2010年に「シングルコレクション!」がリリースされるまではファンの間の隠れた名曲扱いされていた曲で、ファン投票では2位にランクインしています。

そんな経歴を持つ楽曲だけあってかなり聴き応えのある一曲です。

まるで舞台が始まるかのようなイントロから、ET-KINGのラップが始まる様は問答無用でかっこいいですし、それぞれのMCのラップの気合いの入りも半端なし!

5分程の楽曲ですが、あっという間に感じてしまいます。


M-3「愛しい人へ (Instrumental)」、M-4「NANIWA (Instrumental)」は2曲のインストですが、どちらのインストも中々聴き応えあり。
大抵のリスナーはインストなんて・・・と思うかもしれませんが、このインスト目当てで買っても損はしないと思います。


M-1愛しい人へ」は彼らの1stアルバムは勿論、ベストアルバムにも収録されたりしていますし、M-2「NANIWA」もシングル大全集である「シングルコレクション!」の2CD版のファン投票セレクション(DISC 2)に収録されているので、その2曲のみが聴きたい方はそちらをオススメします。

ただしこのシングルも2曲のインストがかなりいい出来なので、個人的には是非チェックして頂きたいです。


M-1愛しい人へ」のPV。
youtu.be



↓今年(2018年)にTVで披露されたM-1愛しい人へ」のライブ映像。
youtu.be

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村