A Mi Shabba / Shabba Ranks
曲目リスト
1. Ram Dance Hall
2. Shine Eye Gal feat. Mykal Rose
3. Spoil Mi Appetite
4. Well Done
5. Fattie Fattie feat. Leroy Sibbles
6. Rough Life
7. Let's Get It On
8. Ice Cream Love feat. Patra
9. High Seat
10. Gal Nuh Ready
11. Medal and Certificate
12. Original Woman
評価: ★★★★★★★☆☆☆
ジャマイカのセントアン出身、キングストン育ちのReggaeDeejay、Shabba Ranksの12thアルバム。
1995年6月13日発売。
80年代からコンスタントに作品をリリースし続け、1989年にEpicと契約を結んだShabba Ranks。
その後は様々なヒット曲を量産し、1992年と1993年には7thアルバムと10thアルバムがグラミー賞を受賞するという快挙を達成。
1993年までは毎年のようにアルバムをリリースしていましたが、1994年は特に目立った活動はなく、1995年に12thアルバムである本作をリリースしました。
アメリカのReggaeチャートでは2位を記録するなど、中々のセールスになったようです。
ただ1996年にRanksはEpicに契約を解除されたため、Epicからリリースされた最後の作品になります。
では、内容に。
Shabba Ranksの特徴は野太い声で、その声はまさにReggaeの世界で生きるために生まれた声と言っても過言ではない感じです。
ちなみにリリックの内容はとんでもなく卑猥なことでも有名。
しかし今回紹介するのは輸入盤の為、そのリリックには触れない感想になることをお伝えしておきます。
シャウトからせわしないトラックへの流れでグイっと耳を掴むM-1「Ram Dance Hall」は最初としてはいいスタート。
Hookでの合唱もRanksの隙間ないラップに挟まれていいアクセントになってます。
M-2「Shine Eye Gal feat. Mykal Rose」はまたしてもRanksのシャウトからのスタートで、Mykal Roseがボーカルとして参加。
RanksのザラっとしたラップとRoseのトラックに絡むような歌は相性はよく、RanksがラップしているバックでもRoseが援護しているのがカッコいいですね。
ここまではダークな雰囲気が続いてましたが、M-3「Spoil Mi Appetite」は陽気なトラックで雰囲気が変わります。
Ranksも歯切れのいいラップを乗せていて首を振りたくなりますね。
M-4「Well Done」はまたしてもシャウトからのスタート。この人シャウトでのスタート好きですね。
トラックはシンプルなワンループトラックですが、Ranksが隙間なくラップを乗せていることもあって最後まで飽きずに聴けます。
M-5「Fattie Fattie feat. Leroy Sibbles」はLeroy Sibblesがボーカルとして参加。
のんびりとしたトラックで、Sibblesの伸びやかな歌声がガッチリとハマってますね。
Ranksのラップとの絡みも流石のもの。
M-6「Rough Life」はシリアスで危険な雰囲気が漂う楽曲で、本作の中でも異色な曲。
中盤に持ってきたのは正解でしたね。全体でいいアクセントになっています。
M-7「Let's Get It On」はスタイリッシュなトラックで、HookでのバックボーカルとRanksのラップのギャップが面白いですね。
90年代のReggaeってこういうサウンド多い印象があります。
M-8「Ice Cream Love feat. Patra」はPatraがボーカルとして参加。
トラックの雰囲気はM-7「Let's Get It On」と同じですが、Patraの爽やかな歌声とRanksの野太いラップの絡みが絶妙です。
M-9「High Seat」は少しシリアスな雰囲気のトラックで、隙間なくRanksがラップを乗せるスタイル。
悪くはないですが最初から最後まで淡々としていて可もなく不可もなく。
M-10「Gal Nuh Ready」は迫るようなトラックが他にはない雰囲気で、Ranksも所々で乗せ方を変えている印象です。
これはトラックの面白さもあって楽しく聴けますね。
M-11「Medal and Certificate」は音の使い方は面白いもののワンループトラック。
Ranksは相変わらずの隙間ないラップの連射です。
〆となるM-12「Original Woman」も同じような感じでアルバムは幕を閉じます。
Ranksの隙間なくラップを詰め込む技術は確かで、シンガーとの絡みもこなれたもの。
トラックも90年代のReggaeど真ん中と言ってもいいようなものが揃っており、この時代のReggae愛好家ならバチーンとやられることでしょう。
難点を言うとしたら後半でのRanksのラップが良くも悪くも予想通りのものになっていて、ちょっと飽きが来ることでしょうか。
もうちょっと他のアーティストとの絡みがあればネクストレベルにいけたかなと。そこが本作の評価がまちまちとなった点なのかなと感じます。
ただ90年代のReggaeを期待するなら裏切らない作品であるのは事実。何曲か試聴をおススメします。
↓M-7「Let's Get It On」のPV。
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