曲目リスト
1. Intro
2. I Will Be Yours
3. Surfin' USA
4. Crazy Little Party Girl
5. One Bad Apple
6. I`m Gonna Miss You Forever
7. Tell Me How To Make You Smile
8. Shake It feat. 95 South
9. Please Don't Go Girl
10. Get Wild
11. I'd Do Anything
12. Ain't That Cute
13. Crush On You
14. Swing It Out
15. Surfin' USA(Johnny Jam and Delgado Mix)
評価: ★★★★★★★☆☆☆
Nick Carterの弟の俳優&歌手、Aaron Carterの1stアルバム。
1997年12月1日発売。
とはいっても、本作はUS盤であり(最初にリリースされたのはヨーロッパ盤)、1998年6月6日発売です。
7歳の頃からバンドを組んだり、Nick CarterのBackstreet Boysとしての活動を見ていたこともあり、音楽に関しては様々な部分を見てきた、と言っても過言ではないAaron CarterがPOPアイドルとしてリリースしたのがこの1stアルバムです。
ちなみに当時若冠10歳でした。
このアルバムはNick Carterの弟が出したアルバムということで中々の好セールスを記録し、日本でも国内盤がリリースされましたね。
ちなみに日本の国内版はジャケットが違います。
しかし、あくまで推測ですけどAmazon USA版のレビューでの賛否両論っぷりを見ると、歌もそこまで上手いわけでもないせいか「Nick Carterの七光り」って声も結構あったんじゃないですかね。
最も当時10歳のAaronにとっては目の前の事で精一杯で、そんな声はどこ吹く風だったんでしょうけど。
内容はというと、当時のAaronの子どもの声を生かしたPOPアルバムになっています。
Aaronの歌は余り上手くはないですけど、可愛らしい声は子どもならではの特徴で、軽いPOPサウンドとの相性は中々いいですね。
特にM-2「I Will Be Yours」、M-6「I'm Gonna Miss You Forever」、M-11「I'd Do Anything」なんかは本当にしっとりとしたサウンドとAaronの声がこれ以上ないくらいにバシッとハマっており、前半、中盤、後半それぞれのハイライトと言っていいですね。
3曲とも聴いていてリラックスできるような楽曲に仕上がっています。
他ではパーティーチューンでもM-5「One Bad Apple」、M-7「Tell Me How To Make You Smile」の2曲は軽くて明るいサウンドにAaronの声が乗り、パーティーチューンとAaronの甘い歌声の組み合わせが楽しめる曲になっています。
またUS盤のボーナストラックの「Surfin' USA」はThe Beach Boysのカバー曲ですが、M-15のRemixが中々ノリノリな楽しいRemixに仕上がっており、聴き応えがありましたね。
ただ、当時のAaronの声を生かした作品であるとはいえ、結構好みが分かれる作品だと思います。
ちょっと癖のある声ではあるので、Amazon USA盤の賛否両論っぷりも頷けなくはないですね。
後、中々クールなサウンドな楽曲もあるんですが、それらは正直Aaronの声にあっているかと言われると微妙です。特に後半のパーティーチューンはそれが顕著に出ており、悪くは無いんですけど良いかと言われると…。
個人的にはこのAaronの歌も嫌いではありませんし、興味がある方は聴いてみて損はないと思う作品なのですが、その前に一度試聴なりしてみることをオススメします。
それでビビッときたら、是非どうぞ。
(何か「ピンときたら110番」みたいな〆の言葉になりました…)
↓M-6「I'm Gonna Miss You Forever」のPV。
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