曲目リスト
1. 前出し
2. 手紙 過去~
3. ビルの谷間
4. 高嶺の花
5. 人は
6. 侍ジャポン
7. 中出し
8. 手紙 ~現在~(album version)
9. 雲の上から
10. ア・セッションプリーズ
11. ケツメの作り方
12. よる☆かぜ(album version)
13. 手紙 ~未来
14. わすれもの
15. トモダチ
16. 後出し
評価: ★★★★★★★★★★
日本ではかなり知名度の高いラップグループ、ケツメイシの2ndアルバム。
2002年4月3日発売。
2001年のメジャーデビュー後、コンスタントにシングルを4枚リリースし、リスナーへのアピールを事欠かなかった彼ら。
2002年の春に早速このメジャーでは初、通算で2枚目のアルバムをリリースします。
シングル曲5曲(内アルバムバージョン2曲)、イントロとアウトロ、スキットを除いて新曲8曲という十分なボリュームを持った作品です。
ケツメイシのアルバムとして初めてチャート1位を獲得しました。
ファンの間では未だにケツメイシのベストアルバムに挙げる人も非常に多いです。
さて、内容に。
上にも書いたようにケツメイシのベストアルバムとして挙げられることが一番多いといっても過言ではない作品です。
そして僕もそのリスナーの一人で、ケツメイシのベストアルバムには間違いなくこのアルバムを挙げます。
本当に最初から最後まで捨て曲なし、しかもどれもケツメイシならではの特色がある曲ばかりで、アルバムとしてのまとまりも素晴らしいです。
ケツメイシのアルバムという中だけではなく、音楽全体のアルバムとしても間違いなく上位に入る一枚ですね。
何故かメジャーの1st(通算4枚目)シングルの「ファミリア」が収録されていないのですが、そんなことはまるで気になりませんね。
シングル曲のM-2「手紙 過去~」、M-13「手紙 ~未来」、M-15「トモダチ」は勿論どれも名曲と言っていい出来栄えですが、アルバム曲も全く負けていないですよ。
良曲ぞろいのこのアルバムの前半の曲でいいのが、サラリーマン応援歌であるM-3「ビルの谷間」。余り直接的な言葉はないのですが、3MCの独特でキレキレなパンチラインの連続がすごいです。ちょっと厳し目なメッセージが印象的なM-5「人は」、愛国ソングのM-6「侍ジャポン」も面白い切り口で楽しみながら聴けます。M-5「人は」は応援ソングながらちょっとした青臭さもありますね。この頃のケツメイシならではです。
中盤だとM-8「手紙 ~現在~(album version)」がやはり飛びぬけているでしょうか。シングルではインストだったこの曲ですが、このalbum versionでは歌とラップが入っています。優し目なトラックの上に乗る3MCのラップとHookが非常に素敵です。
雲の上の神様の視点から世界平和を歌ったM-9「雲の上から」もメッセージとノリの良さが見事に融合した一曲ですし、アルファを迎えたマイクリレーものであるM-10「ア・セッションプリーズ」も非常にスリリングで遊び心あるマイクリレーが楽しめる、HIP HOP好きもそうでもない人もしっかり楽しめる一曲になっています。
後半はやはりアルバムの肝となる部分であることもあって非常に気合が入っています。
M-12「よる☆かぜ(album version)」は自動車や電車で移動中に流せば素晴らしい雰囲気になること間違いなしの素敵すぎる一曲で、夜景を見ながらこの曲を聴いていると視覚と聴覚の面で凄まじい化学反応を起こします。←経験談
M-14「わすれもの」もトピック自体はよくある失恋ソングなのですが、シンプルなサウンドと切ない描写が非常にはまった1曲で、未だにケツメイシの人気曲なのも納得できる出来です。
ケツメイシのアルバムは全て持っているのですが、今でもこのアルバムが一番再生回数が多いです。
16曲というと途中でダレてもおかしくない曲数ですけど、全くそんなことはありません。
1曲1曲が素晴らしいですし、まとまりもありますし、飽きることもないんです。
聴かなければ絶対に損をするといっても過言ではない作品です!
見つけたら是非是非聴いてみてください。聴いたその日からお気に入りに追加になること間違いなしです!
↓M-8「手紙 ~現在~ (album version)」のLIVE映像。
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