りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

14 Shades Of Grey / Staind

14シェイズ・オブ・グレイ


曲目リスト


1. Price To Play
2. How About You
3. So Far Away
4. Yesterday
5. Fray
6. Zoe Jane
7. Fill Me Up
8. Layne
9. Falling Down
10. Reality
11. Tonight
12. Could It Be
13. Blow Away
14. Intro
15. Let It Out


評価: ★★★★★★★★☆☆


アメリカのROCKバンド、Staindの4thアルバム。
2003年5月20日発売。


1994年にマサチューセッツ州スプリングフィールドにて地元の20代の結成された後、瞬く間にデビューを飾ったバンドですね。
1999年に2ndアルバムでメジャーデビューを果たし、その2ndアルバムがプラチナディスクに認定されます。
ここからの彼らの飛躍はすごいものがありました。

2001年に3rdアルバムをリリースしたところ、なんと全米でチャート1を獲得、500万枚以上のセールスを叩き出します。
そのアルバムは「歌ものHEAVY ROCKの走り」として、HEAVY ROCKが歌ものでメロディ指向になっていくきっかけとも言われるほどの話題作になりました。


そして2年後に4thアルバムである本作をリリース。
セールスは前作に及ばなかったものの、チャート1位、20万枚以上のセールスで話題作としては十分でした。


さて、内容に。


歌ものHEAVY ROCKの代表という声もあるだけあって歌がかなり強調されています。
そのせいかかなり聴きやすい曲が多めで、ROCKが苦手な人でも聴きやすいのでは。
Aaronの歌声との相性もナイスです。


M-1Price To Play」のギターの勢いあるイントロから聴き入ってしまうこと必至です。
曲構成としてもAaronの声とサウンドをしっかりとしたバランスで聴かせるのは流石。
続くM-2「How About You」も掴みを抑えたイントロから最後までしっかりと聴かせてくれます。
ちなみに対訳を見るとどうも詞の内容は哲学的です。
僕の国語力ではその深く深くまで
知ることはできませんが、深さを感じる詩であることは確かです。


続くM-3「So Far Away」からは、曲構成が似通っていて、
イントロなどは落ち着いた雰囲気ですが、サビでは一気にフラストレーションを解放するような楽曲が続きます。
どの曲もサビに一気に爆発するような感覚が癖になります。


ちょっと雰囲気が変わるの流れになるのがM-6「Zoe Jane」。
サウンド自体はサビになると盛り上がるものの、Aaronは最初から最後まで寂しいように歌を披露します。
訳を見るとラブソングのようなので、詞に合わせてのことでしょうね。
それでも聴きごたえの面では文句なしです。
その後の曲もメッセージと見れる詞が目立ち、Aaronの感情を込めた歌声がしっかりと聴きごたえありな時間を提供してくれます。


そんな時間の後のM-9「Falling Down」、M-10「Reality」は予測もつかないようなメロディーラインで耳を引き付ける感じです。
ROCK好きな方ならニヤリとしてしまうかも。


後半になるとサウンドはちょっと前半の焼き直し?な感もしてきます。

個人的に後半の推し曲はかなりサビが聴きやすくて邦ROCKのような雰囲気がある、M-12「Could It Be」です。


後半になるとちょっと飽きてくる感は否めないものの、邦楽ROCKしか聴かない方にもすんなり聴けるでしょうし、洋楽ROCKが好きな方でもしっかりと聴けるであろうバランスの良さがある一枚でした。

上にも書いたように、対訳を見ると詞の内容も中々濃い内容です。
英語が理解できればもっともっと理解できるでしょうが・・。


興味のある方は聴いてみては?


↓M-5「Fray」。
www.youtube.com

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村