りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

The Big 10 / 50 Cent

mixtapemonkey.com


曲目リスト


1. Body On It (Intro Skit)
2. Niggas Be Scheming feat. Kidd Kidd
3. Queens, NY feat. Paris
4. I Just Wanna feat. Tony Yayo
5. Shootin' Guns feat. Kidd Kidd, Twanee
6. Put Ya Hands Up
7. Wait Until Tonight
8. You Took My Heart
9. Off & On
10. Nah Nah Nah feat. Tony Yayo
11. Stop Crying
12. Outro (Skit)


評価: ★★★★★★★★☆☆


アメリカのNY出身のラッパー、50 Centのミックステープ。
2011年12月7日配信開始。


2009年に4thアルバムをリリースした後はしばらく音源リリースをしていなかった50ですが、2011年に「再起動をかける」と発表したのがミックステープである本作でした。
M-4「I Just Wanna feat. Tony Yayo」は全米のR&B/HIP HOPチャートで61位を記録し、翌年にはデジタルシングルとしてItunesでリリースされています。


では、内容に。


本作はミックステープとしてリリースされたわけですが、Wikiを見ると「ミックステープというよりLP」という声もあるようです。
Kidd Kiddは本作以降の50の作品ではお馴染みのメンバーになっていくので、実際に2010年以降の50が始まった、といってもいい作品でしょうね。


M-1Body On It (Intro Skit)」は会話を経ての始まり方で曲名の通りイントロ的な役割。
太いピアノのワンループ(一部違うループも含んでますが)トラックの上で50がひたすらラップを乗せていく構成で、初期の50のミックステープの楽曲を彷彿とさせます。
当時の既存のファンに向けた始まり方ですね。

M-2「Niggas Be Scheming feat. Kidd Kidd」はKidd Kiddが参加。
ダークなトラックの上で50とKidd Kiddがラップ合戦をしていく構成で、Kidd Kiddの臨場感のあるラップと50のもっさりしたラップは聴きごたえ抜群。
トラックもG-Unitの1stアルバムの収録曲を思わせるようなトラックで、両者との相性は文句なし。


M-3「Queens, NY feat. Paris」はParisが参加。
初っ端からのParisの軽快なラップから楽しく聴け、Hookでは50が得意技である耳に残るHookを披露しています。

M-4「I Just Wanna feat. Tony Yayo」はTony Yayoが参加。
最初に30秒ちょっとの会話スキットが入って曲が始まります。
ネタ色の強いトラックの上で双方とも相性抜群のラップを披露。シングルカットされたのも頷けます。

M-5「Shootin' Guns feat. Kidd Kidd, Twanee」も似たような構成ですが、Twaneeの伸びやかな歌がすごく存在感がありますね。
臨場感のあるトラックの上に乗る50とKidd Kiddのラップも文句なしの仕事ぶり。


ここからは客演なしの楽曲が続きます。
M-6「Put Ya Hands Up」は声ネタのワンループトラックでちょっとサウスっぽい雰囲気。
その上で50がひたすらにラップを乗せていくという50がやると飽きやすい構成ですが、この曲は最後まで飽きずに聴けます。
このトラックと50の組み合わせが面白いのもあるでしょうか。

M-7「Wait Until Tonight」はお洒落な雰囲気のワンループトラック。
歌っぽさがあるHookが初期の50のような懐かしさを感じさせますね。

M-8「You Took My Heart」はシンプルなワンループトラックで、合間の掛け声がいいアクセント。
そこに乗る50の気怠いラップも好相性。

M-9「Off & On」も似たようなトラックですが、なんとこちらは随所に2Pacの声が入っています。
他に銃声やサイレンの音も入っていたりと仕掛けが多く楽しく聴けますね。


M-10「Nah Nah Nah feat. Tony Yayo」はTony Yayoが参加。
この曲はHookを50が務めているのもあってかラップはYayoの方がちょっと比率が多いです。
両者の相性の良さはお墨付き。

M-11「Stop Crying」は大げさなトラックの上で50がラップを乗せる構成。
次の最後の曲は語りのアウトロなので実質この曲が〆なんですがおどろおどろしい感じのトラックなので〆としては微妙。


〆やイントロに関しては惜しいものの全体を見ればそれまでの50のスタイルを彷彿とさせる楽曲もあれば新しいことに挑んだ楽曲もあるというバランスのいい内容に感じます。
基本的に良曲ぞろいで無料のミックステープとしては十分な出来。
無料でダウンロードできるので、是非チェックしてみては?


↓M-2「Niggas Be Scheming feat. Kidd Kidd」のPV。
www.youtube.com