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Ghetto Heisman / WC

Ghetto Heisman [Explicit]


曲目リスト


1. Highlight Reel-Intro
2. Bellin' feat. Kokane
3. The Streets feat. Nate Dogg, Snoop Dogg
4. Fake N***As (Skit)
5. So Hard feat. Scarface
6. Flirt feat. Case
7. 187um Burgers - (skit)
8. Walk feat. Westside Connection
9. Tears of a Killa feat. Butch Cassidy
10. Da Get Together feat. Butch Cassidy
11. Throw Ya Hood Up feat. Toofpick
12. Wanna Ride feat. Ice Cube, MC Ren
13. Bang Loose feat. Dr. Stank, Lady T, Dauville
14. Get Out
15. Let's Make a Deal feat. Gangsta, Lina
16. Somethin' 2 Live 4


評価: ★★★★★★★★☆☆


アメリカのテキサス州出身のラッパー、WCの2ndアルバム。
2002年11月12日発売。


自身が所属するWestside Connectionのアルバムのヒット後にリリースした1stアルバムが見事にヒットしたWC。
それから4年後に2ndアルバムである本作をリリースしました。
ビルボードのPOPチャートで46位、R&B/HIP HOPチャートでは最高7位を記録。


では、内容に。


WCのラップは良くも悪くもオーソドックスなタイプで癖がありません。
コアなHIP HOPファンは物足りなさを感じるかもしれませんが、西海岸系のラッパーの中でも幅広い層に受け入れられやすいのでは。
また本作は結構な客演を迎えているので、その客演の多さからすればこの癖のなさはむしろプラスかもしれませんね。


イントロを経てのM-2「Bellin' feat. Kokane」は大げさな入りだしから一気に硬派に転ずるというトラックの構成が面白く、その上での小気味良いWCのラップも相性抜群。
KokaneのHookと随所で入るコールもいいアクセントになっています。
その次のM-3「The Streets feat. Nate Dogg, Snoop Dogg」の流れで耳をロックされること必至です。
ネタ感満載のトラックとHookでのNate Doggの優しい歌声、WCの硬派なラップとSnoopの滑らかなラップと何一つとして無駄がありません。

スキットを挟んだM-5「So Hard feat. Scarface」はScarfaceが参加。
トラックはシンプルなワンループトラックですがその分HookではWCが歌いScarfaceがそれに応答するという面白い構成。
どちらのラップもいい仕事ぶりで飽きさせないのが流石です。


Caseが参加したM-6「Flirt feat. Case」はCaseで伸びやかな歌声とWCの硬派なラップとの相性の良さを見せつけた後はSkitを挟んでM-8「Walk feat. Westside Connection」でWestside Connectionのボッセカット。
大げさなHookを交えながら三者三葉なラップを乗っけるのが聴きごたえ抜群です。
その後はButch Cassidyを客演に迎えたラッパーとシンガーの曲2連発。
M-9「Tears of a Killa feat. Butch Cassidy」はちょっと哀愁が漂う雰囲気で、夏の夕方の風景を連想しますね。
それに対してM-10「Da Get Together feat. Butch Cassidy」はせわしないトラックの上でのWCのスムーズなラップが印象的。
どちらも双方の相性の良さは言うまでもなく。


M-11「Throw Ya Hood Up feat. Toofpick」はHookをToofpickが担当しており、インパクトの強いコールの横で滑らかなラップを乗せているのが聴いていて楽しめます。
WCの硬派なラップとも棲み分けが出来てますね。

M-12「Wanna Ride feat. Ice Cube, MC Ren」、M-13「Bang Loose feat. Dr. Stank, Lady T, Dauville」はマイクリレーもので、臨場感のあるトラックの上で全員十二分にイケイケなラップを披露。
聴いているだけで首を振りたくなること必至です。

M-14「Get Out」はクレジットこそされていませんがBlack Chill & DJ Crazy Toonesが参加しています。
最も参加していると言ってもHookのコーラスでの参加なのでラップの方はWCの独り舞台。
バースでのWCの硬派なラップとテンションの高いコーラスが十分な聴きごたえ。


M-15「Let's Make a Deal feat. Gangsta, Lina」はHookはLinaの歌でWCとGangstaがラップ担当。
Linaがしっとりとした歌声を乗せているのに対してWCとGangstaは比較的ゴキゲンなラップを乗せており聴いていて楽しいです。

最後を〆るM-16「Somethin' 2 Live 4」はWCの一人舞台で終始ハードな雰囲気。
無論WCのラップとハードな雰囲気のトラックの相性は抜群で、ガッチリとアルバムを〆てくれます。


ほとんどの楽曲に客演がありますが、どの客演もいい仕事ぶりな上にWCのラップとの相性も抜群です。
トラックも全曲WCと客演陣のラップや歌の魅力を引き出しており、全曲聴きごたえのある内容となっております。
歌をフィーチャーしたキャッチ―な楽曲もあれば、ハードな楽曲もありとバラエティも豊かで最後まで飽きないアルバムです。


見かけたら是非どうぞ。


↓M-15「Let's Make a Deal feat. Gangsta, Lina」。
www.youtube.com