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りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

MONEY MONEY 2020 / THE NETWORK

洋楽 THE NETWORK

マネー・マネー・2020


曲目リスト


1. JOE ROBOT
2. TRANSISTORS GONE WILD
3. RETO
4. SUPERMODEL ROBOTS
5. MONEY MONEY 2020
6. SPIKE
7. LOVE AND MONEY
8. RIGHT HAND-A-RAMA
9. ROSHAMBO
10. HUNGRY HUNGRY MODELS
11. SPASTIC SOCIETY
12. X-RAY HAMBURGER
13. TEENAGERS FROM MARS
14. HAMMER OF THE GODS


評価: ★★★★★★★☆☆☆


2003年に突如現れた正体不明の覆面バンド、THE NETWORKの1stアルバム。
2003年9月30日発売。


THE NETWORKはボーカルのFINK、ベースのVAN GOUGH、ドラムのTHE SNOO、キーボードのCAPTAIN UNDERPANTSとZの5人からなるバンドで、覆面を常に被っており、信頼できる情報も皆無と言っていい…全く正体不明のグループです。


そんな中で常に噂されるのがボーカルのFINKの声がGREEN DAYのBillieの声にそっくりであり、この作品がGREEN DAYと親交深いレーベルから出されたことから、

GREEN DAYの顔を隠したサイドプロジェクトなのでは?」

という噂です。

本人は否定してますけど、果たして真偽はどうなのか。
それは関係者のみぞ知る。


では内容に。


詞カード内の行川氏の解説に「チープだし、エレポップなパンク・ロックだ」と書いてあったのですが、なるほど、確かにそうかもなあと思いました。
音としては斬新だなあと思えるメロディーや音などは少なく、少々POPな雰囲気のある間違いなく先人たちがいそうなサウンドです。


楽曲は全体的に短く、3分以上の楽曲はM-14「HAMMER OF THE GODS」のみで、M-2「TRANSISTORS GONE WILD」に至っては1分弱。
短尺曲を投下して構築していくというやり方は本作以外でもたまに見るやり方ですが、このやり方は自動的に長所と短所の両方がついてきてしまうやり方であり、本作でもその長所と短所の両方をばっちり継承しています。


長所という面では、楽曲自体が短いため、全体的にサクッと聴ける点。普通のアルバムでは味わうことの少ないコンパクトさがあります。
短所という面では、その楽曲の世界観やイメージが頭の中に出来る前に曲が終わってしまう点。もしかして覆面バンドというミステリアスな存在で想像力を掻き立てるだけではなく、楽曲でも想像力を掻き立たせたかったんでしょうか?
なら、中々の策士かも。


しかし上にも書いたように、サウンドに対するメンバーの姿勢は結構真面目な気がします。
どのサウンドも、FINKのボーカルとそれぞれのサウンドマンの音を邪魔しないようになっていて、無駄な音も極力入れず、楽曲にとってプラスに働くであろう音だけをサンドイッチのように詰め込んでいく。
あえてどの楽曲も短めにして、覆面バンドらしいミステリアスな側面も見せる。

こういうミステリアスに見せて真面目な所を感じさせる覆面バンドってむしろ新鮮な気もします。


ただどの曲もそういった構成なので、ある意味綺麗に作りすぎていて物足りなさも感じてしまうのは事実なんですよね。
基本的にはいいアルバムなんですけど、インパクトのある曲はないっちゃないですし。
どこを切ってもまずくはないけど、もう一味あれば違うかも!みたいな。


GREEN DAYが好きな人は聴き比べてみるのも面白いかもしれません。そういった意味でなら是非ともオススメします。
そうでない人は、試聴してからの購入がオススメですかね。


↓M-6「SPIKE」のPV。
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