りくぼーの音楽感想倉庫

音楽CDの感想を綴っていきます

VAN HALEN / VAN HALEN

Van Halen


曲目リスト


1. RUNNIN’ WITH THE DEVIL
2. ERUPTION
3. YOU REALLY GOT ME
4. AIN’T TALKIN’ ‘BOUT LOVE
5. I’M THE ONE
6. JAMIE’S CRYIN’
7. ATOMIC PUNK
8. FEEL YOUR LOVE TONIGHT
9. LITTLE DREAMER
10. ICE CREAM MAN
11. ON FIRE


評価: ★★★★★★★★☆☆


アメリカの伝説的なハードROCKバンド、VAN HALENの1stアルバム。
1978年2月10日発売。


1977年の11月にデビューしてから、1978年1月にTHE KINKSの「YOU REALLY GOT ME」のカバー曲「YOU REALLY GOT ME」(M-3)を1stシングルとして世に出し、2月にはこの1stアルバムをリリースするという、中々のハイペースな活動振りで、しかもこの1stアルバムが瞬く間に150万枚のセールスを記録。
プラチナディスクに認定され、一気にVAN HALENの名前が音楽界に知りわたりました。


当時のメンバーはギターのEDWARD VAN HALEN、ドラムのALEX VAN HALEN、ベースのMICHAEL ANTHONY、ボーカルのDAVID LEE ROTHの4人。
今のギター技術では珍しくない「ライトハンド奏法」ですが、この奏法の元祖はEDWORDです。
当時はこの奏法も非常に話題になり、注目を浴びました。


今でもこの作品はROCKファンの間で決まって語り草となっている作品で、ROCKファンに留まらず多くの音楽ファンを虜にし続けており、その勢いは止まることを知りません。


さて内容に。


バリバリROCK好きな人にも違和感無く聴けながらも、一般リスナーでも楽しく聴けるであろう、バランスがいい内容です。
ハードなサウンドなんですけど、一般リスナーにも受け入れられる要素を併せ持つ、とでも言うべきでしょうか。


EDWORDのソロ曲であるM-2「ERUPTION」を除いて全て4人の共作ですが、それぞれのテクが拮抗しながら何とも言えない時間を提供してくれます。

最も、やはりEDWORDのギターやMICHAELのベースが目立ちますね。いい意味でおかしいです。
こんなギターやベースの音を聴かされたら、誰でもVAN HALENというバンドが気になってしまうでしょうね。
EDWORDのソロ楽曲のM-2「ERUPTION」なんかはギターやってる人なら一度は真似したくなること必至。
指とか痛くなりそう。


アルバムの幕を開け、リスナーの期待をひたすらに煽るM-1RUNNIN' WITH THE DEVIL」はイントロがこの作品の中でベストイントロと言っていいでしょうね。
不穏な空気に突然放たれる無骨なロックサウンド。掴みは抜群です。

他にはM-6「JAMIE'S CRYIN'」、M-9「LITTLE DREAMER」が個人的ベストです。
前者は楽器隊があくまでDAVIDのボーカルを引き立てる役割を果たしていて、DAVIDもベストボーカルを披露。
後者は思いきりEDWORDのギターが前に出てきていて、EDWORDのギター技術もさることながら、シリアスな雰囲気のコーラスとDAVIDの声の相性が素敵な一曲です。


デビュー曲であるM-3「YOU REALLY GOT ME」もデビュー曲だけあって流石の勢い。
単なるカバーではありません。
原曲を知っている方も知らない方も一聴しちゃってください。


1978年の作品ですが、今でも多くの音楽ファンを虜にしているのも納得の作品です。
最近のゴテゴテした音楽は嫌だ!という人や、ROCKをこれから聴いてみようという人…というか全ての音楽ファンは聴く価値ありの一枚ですよ。
古き良き時代のROCK。是非聴いてみてください。


↓M-6「JAMIE'S CRYIN'」のPV。
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