曲目リスト
1. North East II Into / DJ MARZ
2. This Is Game / EIGHT TRACK
3. Pledge Of Love / LGYankees feat. FRENZY
4. Peace My Life / 山猿, FRENZY, KAORU
5. Player’s Party / Reb & Smoker feat. Keizo
6. Party Around / RYO, TERRY, ZEKI
7. Babylon System / L-B, Reo-G, Ox
8. DILLY-DILLY / GLOW feat. RYO
9. Enjoyment History / Gio & Keizo feat. 山猿
10. 6 For PLAYAZ / NESCO feat. KAORU
11. Judge / HIRO, SMOKER, BUZZ, GLOW
12. Hustler Music / RAIDER feat. MISATO
13. D.E.E.A.L / BUZZ, Big-U, JACKALL
14. Reverse Of Mind / clef feat. BUZZ
15. Go Your Road / The Spider Nets feat. RAIDER
16. Outro / DJ BLANTZ
評価: ★★★★★★★★★☆
東北のラッパーのオムニバス作品、「NORTH EAST」の第二弾。2007年11月28日発売。
前作から僅か9ヶ月という短いインターバルでリリースされました。
この年にLGYがLGYankeesに名前を改名し、メンバーのHIROが東北のミュージシャンの本格プロデュースを目的に、音楽レーベルのNO DOUBT TRACKSを立ち上げ、それから間髪入れず、NO DOUBT TRACKSプロデュース第一号の作品として発売されたのがこの作品です。
前作はひたすら東北のラッパーを集めた作品でしたが、本作はHIROのレーベルプロデュースということもあって、比較的ファミリー色が強くなっています。
特にミュージシャン単独の曲はEIGHT TRACKを除く全てのミュージシャンでfeatがありますね。
基本的にはGLOWや山猿、NESCOなど前作に参加した人たちの名前が並んでいますが、KAORUやMISATO、Big-Uなどといった新参者もいます。(DJ BLANTZは前作では紹介はされていました)
ちなみにKAORUは後のNoaです。
内容はというと、3人以上のラッパー参加曲が大半を占め、数の利を生かしたスッキリしたマイクリレーが楽しめる一枚になっています。
特にEIGHT TRACK全員参加のM-2「This Is Game」、ちょっと変わった組み合わせでマイクを回すM-5「Player's Party」、M-6「Party Around」、M-11「Judge」、などは聴き応えのあるHookとトラックの上に全員キレキレのラップを乗せ、素敵なマイクリレーが楽しめます。
特にM-5「Player's Party」のネタ使いなんかはコアなHIP HOPファンでも「おっ」ってなりそうですね。
他にも恋愛ソングのM-3「Pledge Of Love」、人生賛歌のM-4「Peace My Life」は、安定感のあるマイクリレーとHookの歌の使い方が本当に上手く、ラップに慣れていない人でも手を伸ばしやすそうな楽曲に仕上がっています。
マイクリレー以外の楽曲だとGLOWとRYOのM-8「DILLY-DILLY」が一番お奨めです。RYOは3バースあるうちの2バース目しかなく、そこ以外はGLOWのみなのにも関わらず、すごく存在感を発揮しています。
とにかく2人のラップの熱さが半端ではないですね。
それ以外の楽曲も相変わらずギャングスタなスタイルが楽しめるRAIDERとMISATOのM-12「Hustler Music」、2人のDJのMIX技術が堪能できるM-1「North East Ⅱ Intro」、M-16「Outro」など、最初から最後のボーナストラックまで聴き所満載で飽きることなく聴けます。
NO DOUBT TRACKSは好きじゃないというHIP HOPファンは多いかもしれませんが、この作品はHIP HOPファンでも、そうじゃない人でも十分に当時の参加アーティストの本気を味わえる作品になってます。
是非聴いてみてください。
↓M-3「Pledge Of Love」のPV。
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