曲目リスト
1. Everyday / Bon Jovi
2. Can't Get You Out Of My Head / Kylie Minogue
3. Soak Up The Sun / Sheryl Crow
4. Smile / Elvis Costello
5. Foolish / Ashanti
6. Don't Know Why / Norah Jones
7. There You'll Be / Faith Hill
8. Hands Clean / Alanis Morissette
9. Cartoon Heroes / Aqua
10. Everywhere / Michelle Branch
11. Don't Say Goodbye / Paulina Rubio
12. What About Us? / Brandy
13. Feel It Boy / Bennie Man feat. Janet
14. Summer Breezin' / Diana King
15. Home And Dry / Pet Shop Boys
16. The People / The Music
17. Here Is Gone / The Goo Goo Dolls
18. Let Forever Be / The Chemical Brothers
19. Dig In / Lenny Kravitz
評価: ★★★★★★★★☆☆
洋楽のヒット曲を集めたコンピレーションアルバム。
2002年11月27日発売。
洋楽コンピシリーズではお馴染みの「NOW」シリーズ。
本作は2002年にリリースされたその新シリーズで、東芝EMI、ユニバーサルミュージック、ワーナーミュージックの3社の共同企画。
その3社が厳選した2002年のヒット曲を19曲コンパイルした作品です。
1とナンバリングがされており、本作以降も続きもののシリーズにする予定だったのが伺えますね。
最も「Hits Now 2」なんて検索してもでてこないので本作1枚で終わってしまった模様。
やはりレーベル3社の共同企画を毎年やるのは無理があったのかもしれませんね。
では、内容に。
「NOW」シリーズの特徴といえばジャンルの壁を越えた幅広い選曲ですが、本作でもそれは変わらずです。
Bon JoviのM-1「Everyday」でアルバムは幕開け。
グイグイ迫ってくるようなイントロで掴みはガッチリ。
様々な展開を見せるバンドサウンドで3分足らずなのに聴き終わった後にはしっかり満足感があります。
Kylie MinogueによるM-2「Can't Get You Out Of My Head」は打って変わって打ち込みサウンド。
シンプルなサウンドですがその上にのるKylieの甘い歌声との相性は文句なしでガッチリハマっています。
続くSheryl CrowによるM-3「Soak Up The Sun」はバンドサウンドですが上に乗るのは澄み切った女性ボーカル。
聞きやすい雰囲気でサラッと耳の中をかけていく感じです。
Elvis CostelloによるM-4「Smile」は大人な雰囲気で優しい肌触りのサウンド。
リリックは簡単なものですがその上にのっかる野太いボーカルとの相性の良さを楽しめるだけでも眉唾物。
AshantiによるM-5「Foolish」は如何にもなR&B。Ashantiだから当たり前ですけど。
シンプルなワンループトラックですがAshantiの艶のある歌声をかなり引き立てていて作戦勝ちですね。
間違いない歌唱力を持っているAshantiなのでこういうシンプルなトラックの方が彼女の持ち味を生かせるんでしょうね。
次のNorah JonesのM-6「Don't Know Why」は歌がメインでその歌にサウンドを合わせているような感じに聴こえます。
これまた間違いない歌唱力の持ち主なのでこれだけでも十分聴かせてくれます。
Faith HillによるM-7「There You'll Be」は神聖な雰囲気のバラード。
Hookでのキャッチ―な歌は聴いていて一瞬で耳を奪われますね。
映画のクライマックスシーンのような壮大なオーラを感じます。
Alanis MorissetteによるM-8「Hands Clean」、Michelle BranchによるM-10「Everywhere」はパワフルなバンドサウンドで、その上の歌唱もパワフル。
その芯のある歌唱のお陰で全くサウンドに負けておらず、聴きごたえのある内容になっています。
その2曲に挟まれるAquaによるM-9「Cartoon Heroes」はノリノリチューンでとにかく歌もサウンドも楽しいのでいいアクセントになっています。
Paulina RubioによるM-11「Don't Say Goodbye」は緊迫感のあるサウンドで、その上のRubioの気合の入った歌唱が聴きごたえあり。
BrandyによるM-12「What About Us?」はかなり歌を乗せにくそうなせわしないサウンドなのですが、その上に歌を乗せるBrandyの力量は流石です。
Bennie ManとJanetによるM-13「Feel It Boy」はよくあるラッパーとシンガーの曲で、Bennie Manの陽気なラップにJanetの歌がいいアクセント。
Bennie Manも一部歌っている箇所があるのでそこがキャッチ―さを増幅させてます。
Diana KingによるM-14「Summer Breezin'」は曲名の通りサマーチューンで、落ち着いたトラックですがその上に乗るラップは首を振りたくなること必至です。
曲名を乗せるHookも清涼感があり、夏の車で聴きたくなりますね。
Pet Shop BoysによるM-15「Home And Dry」はエレクトロサウンドで、対訳を見ると目標を叶えるために旅に出た男性の家に残してきた女性に対する恋愛ソング。
夕方の風景を連想させるようなサウンドで、言葉が分からなくても伝わってくるものがあります。
The MusicによるM-16「The People」はガンガンなサウンドで如何にもなバンドサウンド。
ちょっと舌足らずな歌との組み合わせが面白いですね。
The Goo Goo DollsによるM-17「Here Is Gone」、The Chemical BrothersによるM-18「Let Forever Be」、Lenny KravitzによるM-19「Dig In」は結構派手な音使いのバンドサウンド。
その上に乗る芯のある歌唱との相性は抜群でどの曲も爽快感があります。
3レーベルが集めた楽曲というだけあって、流石にヒットポテンシャルがある曲ばかりが並んでいます。
ジャンルの壁を本当に超えて曲のタイプが豊富なので、誰でも必ず好きな曲ができること間違いなしです。
曲順の構成等は好みが分かれそうですが、2002年の洋楽ヒット曲を確認するのには最適な1枚と言えるでしょう。
興味ある方は是非どうぞ。
↓M-15「Home And Dry」のPV。
www.youtube.com